アラウーノ独自のトリプル汚れガードを評価してみた

便器の内部の汚れについては、トイレメーカー各社が着目し、便器の素材や釉薬、コーディング加工技術など、競って開発を行っています。一方、トイレの床や、便器の外側の汚れについては、TOTOのハイドロセラフロアJなど、汚れにくい床材など一部開発されていたものの、通常の床材よりもかなり高いこともあり、一般家庭にはそれほど普及していません。

そこに目をつけたのがパナソニック。タンクレストイレ「新型アラウーノ」、「アラウーノS」に搭載されている「トリプル汚れガード」が、トイレの床や便器外側の汚れを防ぐと言われています。この機能、本当に必要なのか、ユーザー目線で評価してみました。

尿の飛び散りを防ぐ、アラウーノの「トリプル汚れガード」とは?

どれだけ便器を洗っても、トイレ室内からアンモニア臭がしてしまうトイレがあります。これは、主に男性の立ち小便で、床に尿が飛び散り、その尿が汚れとなって臭いを発生させると言われています。

パナソニックのタンクレストイレ「新型アラウーノ(ハイグレード機種)」と「アラウーノSⅡ(ミドルグレード機種)」に搭載されている「トリプル汚れガード」は、立ち小便/座り小便の際に、トイレの床に尿が飛び散ったり、便器を伝って垂れるのを防ぐ機能です。

新型アラウーノ(画像左)、アラウーノSⅡ(画像右)に、トリプル汚れガードが搭載されています。

トリプル汚れガードは、「ハネガード」、「タレガード」、「モレガード」の3つの機能に分かれます。ハネガードは立ち小便、モレガードは座り小便、タレガードは立ちと座りの両方を想定した機能となります。

メーカーの触れ込み通りの機能なのか、実際の所はどうなのか、極めて個人的な見解となりますが、ユーザー目線で評価してみたいと思います。

立ち小便を泡で吸収する「ハネガード」。泡を作るための水がもったいないかも!?

ハネガードは、男子の立ち小便時に、小便が落下の反動で飛び跳ねるのを防ぐ機能です。

新型アラウーノの場合はリモコンの便座開閉ボタンを押すと、アラウーノSⅡの場合はリモコンのハネ抑制ボタンを押すと、水位が下がり、洗剤の泡(※)が出てきます。(アラウーノSⅡの場合、便座は手で開閉します)

水位が自動で下がり、泡が出てきます。

この泡がクッションとなって、小便の飛び跳ねを抑えます。

以前パナソニックの新商品お披露目会で、かなり上から(小便に見立てた)水を流して、飛び跳ね具合を他社の機種と比較する実験を見たのですが、便器のフチや床への飛び跳ねがゼロではないものの、他社のタンクレストイレと比べて明らかに跳ねは少なかったです。

「御社のだけ、水圧弱くしてるんちゃうの?」と関西弁で突っ込んでいる方がいましたが。。。自分が見た限りではそのようなことは無さそうでした。

ちなみに、ハネガードを1回使うたびに、泡をつくるために、新型アラウーノの場合は「約0.9L」、アラウーノSⅡの場合は「約1.2L」の水を使用します。

アラウーノSⅡを例にとると、小洗浄が4.0L(床排水の場合)ですので、ハネガードを使うと、4.0L+1.2L=5.2Lと、節水型トイレの大洗浄と同じくらいの水が必要になってしまいます。泡を作るために洗剤も必要です。

最近では男性でも座り小便派も増えてきているようですので、人によっては不要な機能かもしれません。立ち小便にこだわりが無ければ、「座り小便+小洗浄」で飛び跳ね防止と節水を実現するのが、一番お得なのではないでしょうか。

便器周りの3mmのフチが、小便のタレを防ぐ「タレガード」。有機ガラス系新素材のアラウーノだから実現できる、万能型のオススメ機能!

通常、便器の周りは水平になっていて、小便がかかると尿が外に垂れる場合があるのですが、タレガードは、便器の周りに高さ3mmの縁があり、その縁が壁となって、小便が外側に垂れるのを防いでくれます。

このタレガードは立ち小便にも有効なのですが、次に解説する「モレガード」と組み合わせることで、座り小便のモレも防ぐ点がポイントです。

陶器製の便器だと、成形して焼く工程が入るため、便器周りに高さ3mmの縁を作るのは至難の技で、有機ガラス系新素材の特殊な樹脂で作られているアラウーノだから実装できる機能の代表例だと思います。

座り小便のモレを防ぐ「モレガード」は、座り小便に強い。

トイレトレーニングを終えて、幼児用便座を取り外したくらいのタイミングのお子さんは、よく便座の前の方に座って用を足します(後ろの方に深く座ると、便器に落ちそうになりますので・・)。そして、座る位置が前過ぎると、便器と便座のスキマから小便がまれに漏れてしまうことがあります。

「モレガード」は、便器と便座の位置に工夫がされていて、小便は便座にあたって落ちるように設計されています。また、万が一便器の方に漏れても、先ほどのタレガードの3mmの縁で、外側に垂れるのを防いでくれます。

座り小便の際に、通常漏れてしまいかねない尿を便座にあてて便器内に落とす、もし漏れたとしても、次の関門であるタレガードの約3mmのフチがさらにガードし、便器の外側に尿を垂れさせない。この発想と、機能として実装できる開発力は、素直にすごいなぁと思います。

立ち小便にこだわらなければ、「トリプル汚れガード」がなくても、大半の問題は解決する!?

アラウーノのトリプル汚れガードは、たしかに「トビハネヨゴレ」を防ぐ機能として活躍してくれそうですが、立ち小便を止めて座り小便にするのが、床への尿の飛散を防ぐもっとも簡単かつ効果的な方法ではないかと、個人的には思います。

まとめ:立ち小便派と、座り小便大胆派には、「トリプル汚れガード」はおすすめ」

  • 立ち小便派は、トリプル汚れガードの「ハネガード」。毎回1L程の水を使うことになりますが、尿の飛び跳ねが抑制されますのでオススメです。
  • 座り小便大胆派や小さなお子様のいる家庭は、トリプル汚れガードの「タレガード&モレガード」。座り小便で万が一漏れそうになっても、二つのガードが防いでくれるので安心です。
  • 座り小便慎重派は、特に必要はないかな、と思います。万が一床に尿がこぼれたとしても、こまめに掃除すればキレイが保たれます。

あなたの性格、流派に合わせて、トリプル汚れガードの必要性を検討してみてください。

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