新型アラウーノのエコナビ(ECONAVI)を評価してみた

パナソニックのエコナビ(ECONAVI)といえば、省エネ家電の代名詞ですが、このエコナビ、実はタンクレストイレの「新型アラウーノ」にも搭載されています。すごく省エネしそうな感じですが、実際の実力はどうなのでしょうか。

そもそもエコナビとは?

パナソニックの「エコナビ」はとても有名ですが、そもそもエコナビとは何なのでしょうか?パナソニックのエコナビサイトを見てみました。

”使うだけで節電”。家電がムダを見つけて、自動で節電する、パナソニックだけの技術”エコナビ”。
−パナソニック「エコナビサイト」−

エコナビは、家電の自動節電「技術」という定義のようです。尚、「家電」とありますが、レンジフード・蛇口などの住宅設備や、電動アシスト自転車にもエコナビが搭載されています。

エコナビ搭載のタンクレストイレ「新型アラウーノ」

パナソニックのタンクレストイレ「新型アラウーノ」は3つのグレードが設定されていて、上位グレードのタイプ1とタイプ2にエコナビが搭載されています。

グレード エコナビ
タイプ1 ○(搭載)
タイプ2 ○(搭載)
タイプ3 ×

本体上部にECONAVIランプが付いていて、これが点滅・点灯することで、エコナビが働いていることが見ただけでも分かるようになっています。尚、タイプ1とタイプ2では、エコナビの機能に少し違いがあります。

新型アラウーノのエコナビの機能は、以下の3つとなります。

  • 「ひとセンサー」で入室後、すぐに便座をあたためる機能(タイプ1,2)
  • 「室温センサー」で温風乾燥の温度を自動で調節する機能(タイプ1のみ)
  • 「着座センサー」で大・小を判断して自動洗浄する機能(タイプ1,2)

それでは、各機能の詳細を見てみましょう。

入室後すぐに便座をあたためる「あったか速暖便座」

新型アラウーノのタイプ1,2に搭載されている機能です。トイレの中に人がいないときは、便座の温度を約24℃でコントロールし、人がトイレに入ると、人体検知センサーが検知して、約6秒で、便座を約28℃まで温めます。その後数秒で、リモコンで設定した便座温度(eco・低・中・高)になります。

人体検知センサーで検知してから温めている間は、ECONAVIランプが点滅します。便座温度が28℃になるとECONAVIランプが点滅から点灯に変わるので、点灯になったら座ると、便座がひやっとしないで座ることができます。

TOTOのトイレにも、「瞬断暖房便座」という同等の機能があります。ただし、TOTOタンクレストイレの最上位グレード「ネオレストAH2W、RH2W」や、TOTOウォシュレットの最上位グレード「アプリコットF3W、F3AW」などの高価格帯の機種にしか搭載されていない機能のため、一般的には、中々手を出しにくいです。

ほぼ同じ機能なのですが、違いとして、TOTOの瞬間暖房便座の場合、便座の待機温度が22℃で、約6秒で26℃まで温めるため、新型アラウーノのあったか速暖便座よりも2℃低いです。

この機能を一番安く利用できる機種は、各メーカーの中でも、パナソニックの新型アラウーノ タイプ2となります。 

温風乾燥の温度を自動で調節する機能

パナソニックは、温風乾燥機能についてはあまり力を入れていない印象があります。TOTOやLIXIL(INAX)のタンクレストイレでは標準装備が当たり前の温風乾燥機能ですが、パナソニックのトイレでは、新型アラウーノの最上位グレード「タイプ1」にしか付いていません。

パナソニックは自社のホームページなどで、室温センサーで温風乾燥の温度を自動調節できる、とアピールしていますが、取扱説明書を読むと、自動調節についての記載がなく、リモコンで乾燥温度を低(約20℃)、中(約40℃)、高(約60℃)に設定するようでした。

もし取扱説明書が正しければ、普通の温風乾燥機能と変わりませんので、エコナビと名付けるのは微妙な気がします。

「着座センサー」で大・小を判断して自動洗浄する機能

新型アラウーノのタイプ1,2に搭載されている機能です。

エコナビと言われると、特別すごい機能のように思えてしまうのですが、TOTOトイレの「オート便器洗浄機能」、LIXIL(INAX)トイレの「フルオート便器洗浄」と同等の機能です。用を足して立ち上がると、自動で便器洗浄してくれます。

新型アラウーノの自動便器洗浄機能は、大洗浄・小洗浄を自動判別する基準が「50秒」となっています。

大洗浄 着座時間50秒を経過
小洗浄 着座時間10秒以上、50秒以下

ちなみに、TOTOネオレストのオート便器洗浄機能の場合は以下となります。

大洗浄 着座時間30秒以上
小洗浄 着座時間6〜30秒

パナソニックとTOTOで、大洗浄と判別する時間に20秒も違いがあります。20秒は結構な違いですね。この時間の設定は変更ができませんので、ご注意ください。

この自動便器洗浄機能は、TOTOやLIXIL(INAX)の場合、ミドルグレードのウォシュレットやシャワートイレでも搭載しているモデルがあります。

新型アラウーノのエコナビ(ECONAVI)って結局どうなの?

新型アラウーノはとてもいい商品ですし、実際に消費電力量も他の機種と比べるとかなり低い(省エネ)です。

ただ、パナソニックが自身で定義しているように、エコナビは「ムダを見つけて、自動で節電する技術」なのですから、温風乾燥機能や、自動便器洗浄機能を、知名度の高い「エコナビ」として括ってしまうのは、いささか乱暴なやり方と言わざるを得ません。

温風乾燥は便利機能なので、使わない方が電気を使わずに間違いなくエコですし、自動便器洗浄機能も、トイレでスマホをいじるような人にとっては小洗浄でいいものまで大洗浄になってしまう可能性があります。

「あったか速暖便座」だけはエコナビに通じますが、残り2つの機能はエコとは関係ありません。

他社も普通に採用している、しかも省エネとは関係のない2つの便利機能を、エコナビと表現してしまうパナソニックの姿勢が、正直残念です。

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