アラウーノの節電は?電気代を試算してみた。

パナソニックのタンクレストイレ「アラウーノシリーズ」の節電は、実際にどうなのでしょうか?新型アラウーノ、アラウーノSⅡ、アラウーノVの年間消費電力から、電気代を試算してみました。
※机上の計算となりますので、内容については一切保証できません。予めご了承の上、ご覧ください。

パナソニックのアラウーノは電気で動く

昔のトイレは、便器とタンク、そして普通便座という組み合わせが多く、電気を必要としていませんでした。それが、TOTOのウォシュレット、LIXIL(INAX)のシャワートイレを皮切りに、便座に、暖房機能や、おしり洗浄機能、脱臭機能など、様々な機能が付加されてきました。これらの機能は電気で作動しますので、トイレ室内に電源コンセントを設置するケースが増え、現在では電源コンセントがあるトイレの方が一般的になっています。

パナソニックのタンクレストイレ「アラウーノシリーズ」も、最新トイレの潮流の通り、全機種、電気を必要とします。便座の機能だけでなく、用を足した後に便器を洗浄する際も排水トラップ(ターントラップ)を電気で作動させています。停電時は別として、通常の使用においては、アラウーノには電気は不可欠な存在です。

パナソニックのアラウーノはどの程度電力を消費するのでしょうか?電気代が気になる所です。

アラウーノの主な節電機能

新型アラウーノ、アラウーノSⅡ、アラウーノVには、節電機能が搭載されています。節電機能を使うかどうかで、消費電力や電気代もかなり変わってきますので、まずは主な節電機能を押さえておきましょう。

パナソニックの省エネ家電技術「ECONAVI」を搭載した新型アラウーノ

「ECONAVI(エコナビ)」という名前を聞いたことのある方は多いと思います。このECONAVIは、パナソニックの省エネ家電技術です。

実は、パナソニックのトイレ「新型アラウーノ」にも、ECONAVIが搭載されています。どのような省エネ機能かというと、トイレを使っていない時には便座の温度を下げて、人がトイレ室内に入室したことを検知すると、約6秒で便座を瞬間的に暖めてくれる機能です。便座の温度を使わない時も温めてしまうと、ムダな電気を使うことになるため、確かに省エネです。

注意点としては、新型アラウーノには3つのグレード(タイプ1、2、3)があるのですが、ECONAVIが搭載されているグレードは、上位のタイプ1、2のみとなります。TOTOにも「瞬間暖房便座」という省エネ機能がありますが、パナソニックと同じく、上位機種にのみ搭載されています。新型アラウーノのECONAVIについて詳しくは、『新型アラウーノのエコナビ(ECONAVI)を評価してみた』をご覧ください。

また、新型アラウーノには、保温切りタイマーが搭載されています。設定した時間、便座とおしり洗浄水の温度を「切」にすることができます。設定時間は、4時間、6時間、8時間から選べます。取扱説明書に記載がありますが、切りタイマー設定中にトイレに入室すると通電しますが、便座があたたまるまでに、ECONAVIを搭載したタイプ1、2の場合は約1~2分、タイプ3の場合は約12分かかります。この機能は、タイプ1、2、3の全グレードに搭載されています。

新機能の「エコモード」を搭載したアラウーノSⅡ

アラウーノSⅡには、新機能の「エコモード」という節電機能が搭載されています。具体的には、リモコンで、温水や便座の温度を、温度「低」よりも更に低い温度に設定できる、という機能です。温度「低」が約33~34℃なのですが、エコ設定にすると約30℃まで下がります。

エコモードというと、トイレが自動で温度を調節してくれそうな感じもしますが、実際にはリモコンで設定できる温度の幅(下限)が広がった、ということです。

また、アラウーノSⅡには、新型アラウーノと同様に、保温切りタイマーが搭載されています。設定した時間、便座とおしり洗浄水の温度を「切」にすることができます。設定時間は、4時間、6時間、8時間から選べます。切りタイマー設定中に着座すると、通電するのか、どの程度であたたまるのかは、取扱説明書には記載がありませんでした。

「節電ボタン」が意外と魅力なアラウーノV

アラウーノVには、8時間切り設定ボタンが付いています。取扱説明書に記載がありますが、8時間切り設定中に着座すると通電しますが、あたたまるまでに、便座温度は約10~12分、温水温度は約5~7分かかります。専用トワレS3、S4、S5、暖房便座と、全グレードに搭載されています。

また、節電ボタンも付いています。1時間ごとにその間の使用の有無を記録して、2日以上同じ時間帯で使用がなければ、その時間帯の温度を下げてくれます。取扱説明書に記載がありますが、最大で、便座は15度、温水は24度まで下がります。この節電中に着座すると通電し、便座温度は約1~2分、温水は約3~5分であたたまるので、8時間切り設定よりも日常の使い勝手はいいかと思います。尚、3日、4日置きに生活リズムが変わるような方の場合、使いにくい機能かもしれません。専用トワレS3、S4、S5に搭載されています。

アラウーノの年間消費電力と電気代

アラウーノに搭載されている節電機能を実際に使うかどうかによって、年間消費電力にかなりの差が生じます。各機種の年間消費電力をまとめてみました。
※年間消費電力は、パナソニックのカタログ及び取扱説明書の値です。電気代は、1kWhあたり27円で計算しています。
※机上の計算となりますので、内容については一切保証できません。予めご了承の上、ご覧ください。

新型アラウーノの年間消費電力量と電気代

タイプ1、タイプ2の場合

  年間消費電力量 電気代(目安)
通常 88kWh/年 2376円
タイマー節電を使用 68kWh/年 1836円
タイマー節電+エコモード 63kWh/年 1701円

タイプ3の場合

  年間消費電力量 電気代(目安)
通常 151kWh/年 4077円
タイマー節電を使用 113kWh/年 3051円
タイマー節電+エコモード 75kWh/年 2025円

アラウーノSⅡの年間消費電力量と電気代

  年間消費電力量 電気代(目安)
通常 227kWh/年 6129円
タイマー節電を使用 165kWh/年 4455円
タイマー節電+エコモード 119kWh/年 3213円

アラウーノVの年間消費電力量

<専用トワレS3、S4、S5の場合>

  年間消費電力量 電気代(目安)
通常 220kWh/年 5940円
8時間切設定を使用 164kWh/年 4428円

<暖房便座の場合>

  年間消費電力量 電気代(目安)
通常 158kWh/年 4266円
8時間切設定を使用 112kWh/年 3024円

※年間消費電力量は、パナソニックによる試算結果。4人家族(男性2人・女性2人)で使用の場合。おしり洗浄の使用1日4回、ビデ洗浄使用1日8回、男性小用1日4回とし、便座部は季節別、温水部は年平均で算出。エコモードでの消費電力量は、パナソニック社内基準。

まとめ

アラウーノに搭載されている節電機能をうまく使えば、機種によるものの、4人家族の場合で、年間1,000円~3,000円程度電気代を節約することができそうです。また、暑い季節は温水や便座の温度を完全にOFFにすると、ムダな電気代を使わずに済みます。

ただ、節電機能は、毎日の生活サイクルと合えば有効なのですが、生活のサイクル(トイレを使う時間帯)が日によってバラバラだと、意外と使いにくい場合もあります。メーカーカタログの節電、電気代の情報を鵜呑みにせず、各機種の節電機能と効果を理解した上で、実際に使いこなせるかどうか、イメージされると良いかと思います。

また、節電能力の高い、ハイグレードモデルの新型アラウーノのタイプ1、タイプ2は、他の機種よりも電気代がかかりませんが、その分、商品代金が高くなってしまいます。

アラウーノ各機種の節電能力について、メリット、デメリットを踏まえて、自分に合った機種をじっくりと検討されることをオススメいたします。

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