LIXIL・INAXアメージュZ 便器

LIXIL・INAXの「アメージュZ 便器」は、同社の商品ラインナップにおいてベーシックな位置づけにある、普及型のトイレです。

価格は安いですが、実力は侮れません。例えば節水性。新築向けですが、ECO4(大洗浄4L)という超節水タイプのモデルもあります。リフォーム向けには、ECO5(大洗浄5L)の主力モデルがあります。

アメージュZ 便器は、便器とタンクのセットで便座は別売りなので、予算や希望に応じて、好きな便座を付けることができます。

LIXIL・INAXの「アメージュZ 便器」のおすすめポイント、気になる点、実勢価格、口コミ・評判など、総合的に評価してみました。

アメージュZ 便器とは

商品名:アメージュZ 便器
種類:組み合わせ型トイレ(便座は別売り)
メーカー:LIXIL・INAX
希望小売価格(税別):85,400円~
発売日:2011年

アメージュZ 便器の位置づけ

LIXIL・INAXのトイレ商品ラインナップの中で、アメージュZ 便器は、ベーシックの位置付けとなります。

アメージュZ 便器は、便器とタンクのシンプルなセットなので、グレード設定はありません。LIXIL・INAXのトイレ商品ラインナップの中で、組み合わせ型トイレは、このアメージュZ 便器のみとなります。

アメージュZ 便器のライバル商品

TOTO ピュアレストQR

TOTOの組み合わせ型トイレといえば、ピュアレストQRが有名です。価格、機能、性能いずれも拮抗しているので、ピュアレストQRとアメージュZ 便器で悩むケースも多いかと思います。

LIXIL・INAX アメージュZ 便器(フチレス)

同じLIXIL・INAXのトイレなので、ライバルというのか微妙ですが、2015年4月1日に発売された「アメージュZ 便器(フチレス)」が、同じメーカー内での強力なライバルとなります。

アメージュZ 便器(フチレス)の方が、希望小売価格(税抜)で5,200円高いのですが、便器のフチ裏が完全になく、便器側面の凹凸を覆うサイドカバーが付いています。そのため、アメージュZ 便器よりも更にお手入れがしやすいです。

アメージュZ 便器の本体外観

シンプルなデザインです。TOTOのピュアレストQRと比べると、タンクの横幅が少しコンパクトです。

アメージュZ 便器のカラーバリエーション

アメージュZ 便器のカラーバリエーションは4色あります。
・ピュアホワイト(色品番:BW1)
・オフホワイト(色品番:BN8)
・ピンク(色品番:LR8)
・ブルーグレー(色品番:BB7)※受注生産色

アメージュZ 便器の水たまり面

アメージュZ 便器の水たまり面(水面の広さ)は、若干狭めです。

アメージュZ 便器のおすすめポイント

新築なら、超節水ECO4のアメージュZ 便器がおすすめ

アメージュZ 便器は、対応排水芯に応じて、ECO4(大洗浄4L!小洗浄3.3L!)、ECO5(大洗浄5L、小洗浄3.8L)、ECO6(大洗浄6L、小洗浄5L)と、洗浄水量の異なるモデルがラインナップされています。組み合わせ型トイレで、大洗浄4Lの超節水トイレは、アメージュZ 便器ECO4だけです。

ただし、超節水型のECO4は、今のところ床排水200mmのみ対応となります。新築の場合は、排水芯200mmが標準となりますので、アメージュZ 便器ECO4を選択することができます。

トイレリフォームの場合でも、今のトイレが運良く床排水200mmであれば、交換が可能です。現在のトイレの排水芯については、リフォーム会社や水道工務店による現地見積りの際に確認してもらってください。

便器表面を平滑にし、抗菌効果もある「ハイパーキラミック」を標準装備

ハイパーキラミックは、陶器表面の硬度を高め、平滑にし、銀の力で抗菌する技術です。

釉薬表面付近に宝石にも用いられるジルコン鉱物を含ませて表面硬度を高めながら、陶器表面をμm(マイクロメーター:1000分の1mm)単位でほとんど凹凸の無い状態に仕上げています。

ちなみに、TOTOのセフィオンテクトは100万分の1mm単位で平滑なので、平滑度だけを見るとTOTOに分があります。ただ、ハイパーキラミックの特徴として、釉薬に銀イオンを混ぜて焼成することで、衛生陶器の表面を銀で抗菌しています。抗菌性能試験方法の国際規格 ISO22196にもとづいて行われた試験結果などを踏まえ、抗菌性・安全性・適切な表示の3つの基準を満たした製品に表示されるSIAAマークを取得していますので、抗菌性についてはハイパーキラミックに分があります。

ハイパーキラミックの詳細は、『LIXIL(INAX)のハイパーキラミックはどう?』をご覧ください。

水アカを防ぐ「プロガード」の有無を選べる

プロガードは、陶器表面の水アカを防ぐ技術です。水アカ汚れの原因となる(日本の水道水に多く含まれている)シリカの繁殖を防ぐ特殊なコーティングを施します。LIXIL・INAXの公表値では、効果は約15年とのことです。

アメージュZ 便器の場合、「プロガードなし」の選択が可能で、プロガードなしの場合は手洗い付きで8,000円(税別)、手洗いなしで6,000円(税別)安くなります。

ちなみに、後からプロガード加工する「リフレッシュプロガード」というLIXIL・INAXの有償サービスもあります。2015年5月時点の情報では、料金は1台14,800円(税別)。効果は約5年とのことです。

プロガードの詳細は、『LIXIL(INAX)トイレのプロガードはどう?』をご覧ください。

実勢価格が安い

アメージュZ 便器は、TOTOのピュアレストQRと比較すると、希望小売価格ベースではほぼ同じですが、実勢価格はアメージュZ 便器の方が安いケースがほとんどです。ネット通販で台数・期間限定の特売セールをやっていることもあります。機能、性能面では大きな差がないので、価格の安さでアメージュZ 便器を選ぶのもありかと思います。

アメージュZ 便器のちょっと気になる点

便座を付けた時の全体のバランスが、気になる人も。

アメージュZ 便器のタンクの横幅が少しコンパクトなので、トイレ空間が少し広くなる点は良いのですが、シャワートイレ(パッソ、KA、KB)を設置すると、シャワートイレの横幅の方がタンクよりも広いため、全体のバランスが少し気になる人もいるかもしれません。

尚、TOTOのピュアレストQRと、ウォシュレットアプリコットの組み合わせですと、タンクの方が若干広めです。どちらが良いという訳でもなく、人によって好みが分かれるかと思います。

便器側面のくぼみにホコリが溜まることも。

アメージュZ 便器は、便器側面から後方にかけて大きなくぼみがあり、ここにホコリが溜まることがあります。実際に私も、自宅ではINAXの十数年前の組み合わせ型トイレを使っているのですが、やはり、くぼみの所にホコリが溜まります。雑巾などで拭けば問題ないのですが、便器側面なので、意外と手が回らず、きれいになったかどうかも確認しにくいのが難点です(横幅が広いトイレであれば問題ないのでしょうが…)。

もし、このくぼみが気になるようでしたら、便器側面の凹凸を覆うサイドカバーが付いている、アメージュZ 便器(フチレス)を検討してみてはいかがでしょうか。

アメージュZ 便器の温水洗浄便座機能

アメージュZ 便器は組み合わせ型トイレのため、別途、お好きなシャワートイレや暖房便座、普通便座を選ぶ必要があります。おすすめの便座をご紹介します。

シャワートイレ パッソシリーズ

シャワートイレパッソシリーズは、シャワートイレの商品ラインナップの中で、最上位機種となります。

シャワートイレの中で唯一、温水供給方式が瞬間式で、ヒーターで水を瞬間的にあたためて温水を吐水するので、連続洗浄しても湯切れせず、貯湯式のシャワートイレKA、シャワートイレKBよりも省エネで電気代も節約できます(その分、商品価格は高くなりますが)。

また、便座を真上に持ち上げて便器と便座の掃除がしやすくなる「お掃除リフトアップ」、ノズルが伸びてきて掃除がラクな「ノズルお掃除モード」、使わない時に自動で暖房便座をオフにして節電する「省エネ暖房便座」などは、パッソのみに搭載されている機能となります。

さらにパッソの上位グレードには、プラズマクラスターイオンでトイレ鉢内を除菌する「鉢内除菌」や、便フタが自動開閉する「フルオート便座」などの便利機能が付いています。

シャワートイレ KAシリーズ

シャワートイレKAシリーズは、シャワートイレの商品ラインナップの中で、ミドルグレードの位置付けの商品となります。

パッソと異なり、シャワートイレKAは温水供給方式は貯湯式で、シャワートイレ内の貯湯タンクにあらかじめ温めたお湯を貯めておき、貯湯タンクのお湯を吐水します。そのため、長い時間や連続して使うと、湯切れを起こす場合があります。

シャワートイレKAの特徴として、この価格帯の温水洗浄便座としては珍しく、高機能の「プラズマクラスター鉢内除菌」や「温風乾燥」を搭載したグレードが設定されています。

シャワートイレ KBシリーズ

シャワートイレKAとKBの違いは、リモコンの形状のみです。シャワートイレKAは壁付けリモコン、KBは本体袖リモコンとなります。機能に違いはありません。

シャワートイレKBにも、高機能の「プラズマクラスター鉢内除菌」や「温風乾燥」を搭載したグレードが設定されています。

アメージュZ 便器の仕様、スペック

アメージュZ 便器のグレード展開

アメージュZ 便器は、便器とタンクのシンプルなセットなので、グレード設定はありません。

アメージュZ 便器の対応排水芯

床排水

床排水120mm、200mm、200~550mmに対応しています。
昔の530mm、540mmなどの便器からも交換できます。

壁排水

壁排水120mm、155mmに対応しています。

アメージュZ 便器の本体寸法

アメージュZ 便器の本体寸法は、次の通りです。

本体寸法(幅×奥行×高さ)
380mm×760mm×994mm(手洗いありの場合)
380mm×760mm×888mm(手洗いなしの場合)
※奥行は、本体の長さとなります(前出寸法ではありません)。

アメージュZ 便器の洗浄水量と水道代の目安

アメージュZ 便器の洗浄水量は、タイプによって異なります。

アメージュZ 便器(床排水200mm)

主に新築向けの、アメージュZ 便器 床排水200mmタイプには、ECO4とECO5があります。
 ECO4:大洗浄4L、小洗浄3.3L
 ECO5:大洗浄5L、小洗浄3.8L

アメージュZ 便器リトイレ(床排水200~550mm)

主にリフォーム向けの、アメージュZ 便器 床排水200~550mmタイプは、ECO5となります。
 ECO5:大洗浄5L、小洗浄3.8L

アメージュZ 便器(壁排水120mm)

一部のマンションや公団住宅のリフォーム向けの、アメージュZ 便器 壁排水120mmタイプは、ECO5となります。
 ECO5:大洗浄5L、小洗浄3.8L

アメージュZ 便器(壁排水155mm)

一部のマンションや公団住宅のリフォーム向けの、アメージュZ 便器 壁排水155mmタイプは、ECO6となります。
 ECO6:大洗浄6L、小洗浄5L

アメージュZ 便器の電気代の目安

アメージュZ 便器は、便座別売りの組み合わせ型トイレとなります。取り付けするシャワートイレ、暖房便座によって電気代が異なります。

アメージュZ 便器の実勢価格

「アメージュZ 便器 リトイレ ECO5 手洗付・プロガードあり 色品番:BW1(ピュアホワイト)」で、ネット通販各社の実勢価格(2015年6月時点)を調べてみました。品番:GBC-Z10HU+GDT-Z180HU、希望小売価格:102,400円(税別)。

社名 商品販売価格(税別) 割引率
A社 30,370円 70%OFF
B社 32,379円 68%OFF
C社 33,787円 67%OFF
D社 44,032円 57%OFF
E社 46,080円 55%OFF

アメージュZ 便器の販売価格は、各社かなりバラツキがあります。実勢価格は常に変動しますが、ネットで商品のみを購入する場合、60%OFF以上を目安に探すとよいと思います。商品販売がメインのネット通販各社は総じて割引率が高く、工事まで対応してくれるリフォーム会社や水道工務店は割引率が低くなる傾向にあります。上記は、ネット通販各社の実勢価格となります。

アメージュZ 便器の口コミ・評判

アメージュZ 便器は普及品のためか、口コミ・評判の情報はほとんどありません。

まとめ

タンク式組み合わせ便器を検討されている方は、LIXIL・INAXの「アメージュZ 便器」か、TOTOの「ピュアレストQR」「ピュアレストEX」「ピュアレストMR」のいずれかで迷われることが多いと思います。アメージュZ 便器は、(メーカーとしては嫌でしょうが)価格が値崩れしやすい傾向にあるので、できるだけ安く便器交換、トイレリフォームをしたい!という方には特にオススメです。

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