トイレ掃除専門業者の選び方と費用の目安

「便器の掃除を怠っていたら、いつの間にか尿石や黒ずみ、黄ばみが・・・。時間をかけてゴシゴシこすっても、なかなか落ちない・・・」。どうやっても汚れが落ちそうにないので、自力でやるのをあきらめて、トイレ掃除の専門業者に依頼しようかと考えている方もいるかもしれません。

ここでは、トイレクリーニングの専門業者の選び方と、費用・料金の目安、標準的な作業内容について紹介しています。

1. トイレ掃除専門業者の選び方

1-1. トイレ掃除専門業者の種類を知ろう

トイレクリーニングだけを専門にしている業者はいません(全国いろいろな業者があるので、もしかしたら1社2社くらいはあるのかもしれませんが)。

主に、

  • ハウスクリーニング業者(フランチャイズ)
  • ハウスクリーニング業者(独立企業、個人)
  • トイレ緊急業者
  • 何でも屋、便利屋系

といった業者がトイレ掃除の有償サービスを提供しています。それぞれ見ていきましょう。

ハウスクリーニング業者(フランチャイズ)

全国や、広範囲の地域で、フランチャイズ展開しているハウスクリーニング業者です。

  • ダスキン
  • おそうじ本舗
  • おそうじ革命

などがあります。

フランチャイズは、加盟店(例.各地の個人・法人)が、フランチャイズ本部(例.おそうじ本舗の運営企業)から、お店の名前・ブランドを借りて、清掃技術や接客マナーなどを座学や現場研修で習得した上で、各地で開業するという形をとります。開業後も定期的に、本部が開催する研修に参加したり、他の地域の加盟店と勉強会を開催するようなこともあります。

ポイントとしては、独学・自己流ではなく、フランチャイズ本部が持つ清掃技術やスキルを学んだ人がクリーニングをしてくれるという点です。そのため、一定のサービス水準が期待できます。

これらの加盟店は、フランチャイズに加盟するために、加盟金や保証金、研修費、機材費など、自腹でけっこうな額の初期投資をしています(フランチャイズによって費目は異なります)。「とりあえず、ハウスクリーニングなら楽そうだし、やってみようかな」というレベルとは覚悟が違う、と言えます。

ハウスクリーニング業者(独立企業、個人)

次は、フランチャイズに加盟せずに、独自にハウスクリーニングを提供する企業・個人です。

「レンジフードのクリーニング ○○円~」「トイレのおそうじ ○○円~」といった折込チラシを見たことのある方も多いかと思いますが、DM、チラシや地域のフリーペーパー、ホームページなどで集客をされています。

元々フランチャイズの加盟店で、ノウハウや経験を積んだ上で、晴れて独立されたというような本当のプロもいます。一方で、「クリーニングのプロ(自称)」で、実はトイレクリーニングや便座の脱着をしたことがない、という人もいたりします。

たくさんの業者がありますが、それぞれ、どのような機材を持っているのか、どこまで掃除をしてくれるのか、といったこともよく分かりません。この種類に該当する業者の良し悪しを見分けるのは、消費者としては難易度が高いと思います(見分け方については後述します)。

トイレ緊急業者

トイレの水漏れや故障などの緊急修理業者が、トイレクリーニングを提供していることもあります。

ただ、トイレの修理とトイレ掃除では、使用する機材が違いますし、知識・技術も異なるので、各社ともあまり力を入れていない印象があります。

何でも屋、便利屋系

ハウスクリーニングの専門ではなく、引っ越し・掃除・庭の手入れなど、生活にかかわる様々なサービスを提供しているような企業・個人もいます。

掃除のプロというよりは、「真心」「丁寧さ」「親切」などを売りにしている業者が多いです。

1-2. 業者を選ぶときのポイント・注意点

以下を読んでも、必ず良い業者を選べるという訳ではありませんが、ご参考までに、業者を選ぶ上で押さえておいた方が良さそうなポイントについてご紹介しています。

ハウスクリーニング専門の業者を選ぶ

まず、トイレ掃除を依頼する時には、ハウスクリーニングを専門とする業者を選びましょう。

安いからといって、機材や洗剤などの基本的な知識もないような素人の業者に頼んでしまって、便器を傷つけられたり、見えない所を手抜きされてはたまりません。素人に頼むくらいであれば、100均で洗剤や道具を買ってきて、自分でやった方がマシだと思います。

例えば、便器に尿石がこびりついて落ちない時に、料金を頂いている以上どうにかして落とさないとと焦って、粗い目の紙やすりでガシガシと便器を削られたりする可能性もあります(紙やすりで削ると大抵の汚れは落ちますが、便器の表面も削れてしまうので汚れが溜まりやすくなってしまいます。特に粗目や中目のやすりを使われたら、たまったものではありません・・)。

お金を出す以上は、専門のプロに頼みたいところです。

大手のフランチャイズには、一定の安心感がある

先ほども紹介しましたが、フランチャイズの加盟店は、そのフランチャイズのノウハウ(清掃技術・機材道具・接客マナーなど)を学んでいるため、一定水準のサービスを受けられる可能性が高いです。

万が一トラブルがあった時に、個人の業者だと作業中で連絡が付かないこともありますが、加盟店だけでなく、フランチャイズ本部に連絡・相談できるというメリットもあります。

なお、フランチャイズだからといって、どの加盟店もすべて、サービスも技術も最高!とは限りません。例えば、別の業界で考えてみるとわかりやすいのですが、フランチャイズのコンビニでも、お店によって接客態度が良かったり/悪かったり、品揃えが良かったり/悪かったりということがあります。オーナー(加盟店の経営者)やスタッフの意識や姿勢によって、同じフランチャイズでもサービスのレベルに違いが生じることもあります。

独立企業・個人業者は玉石混交。選ぶのが本当に難しい

ハウスクリーニングを手がける企業や個人の業者はたくさんありますが、正直、どれが良い業者で、どれが微妙な業者なのかを見分けるのは非常に困難です。

  • ハウスクリーニングのプロです
  • 経験・実績豊富
  • 写真に載っている「スタッフ」が施工します
  • 見えない所もスミズミまで掃除します
  • 親切、丁寧、安心

このようなアピールをする業者が多いのですが、差別化ができておらず、どの業者がいいのかさらに迷ってしまいます。

  • 損害保険に加入しています

これは、トイレ清掃作業の際に、万が一壁紙や床を傷つけたり、タンクや便器を破損してしまった時には保険対応します、ということです。さすがに損保加入していないハウスクリーニング業者などはほとんどいないかと思いますので、これも差別化の要因にはなりません。

  • ハウスクリーニング士です

日本ハウスクリーニング協会が認定する「ハウスクリーニング士(3級、2級、1級)」という資格があります。3級を取得するだけでも、座学と実習で33時間かかります。このような資格を持っているかどうかで業者を選ぶのは、一つの観点です。

  • 女性スタッフが伺います

これも、女性のお客様からすると(男性も?)ポイントが高いかと思います。

また、業者の中には、自分のホームページやブログで、作業内容や料金、使用機材、事例などを紹介している所もあります。このように、消費者に対して積極的に自分のノウハウやスキル・情報を公開しようと努力している業者も、良い業者である可能性があります。

専門機材・特殊な洗剤を使うからいい、という訳でもない

ハウスクリーニングのプロは、いきなり強力な洗剤を使いません。そもそも水で落とせる汚れが多いですし、汚れや素材に合った洗剤を選べば薄くても効果があったり、時間をうまく使ったり(例.湿布法)など、汚れ具合や素材を見ながら作業順序を考えて、効率よく掃除していきます。

使用する機材や洗剤で業者を選ぶのも少しどうかな?という気がします。そもそも、その機材や洗剤が良い物なのか、消費者側では判断が難しいということもあります。

2. トイレクリーニングの費用・料金の目安

次に、トイレクリーニングの費用・料金の目安について見ていきましょう。

以下の表は、トイレクリーニング業者14社の価格を調査してまとめたものです。

種類 業者 基本料金 備考
フランチャイズ A社 8,640円(税込) 床面接2㎡未満の価格。最低注文金額は、1回10,800円以上から。
B社 7,500~11,500円(税抜) 汚れの状態によって料金は変動。
C社 7,020円(税込) 床面接2㎡未満。
D社 12,000円(税込) 1㎡まで。最低注文金額は、1回25,000円から。
独立企業・個人業者 E社 11,800円(不明)  
F社 13,000円(税抜)  
G社 10,290円(不明)  
H社 8,000円(税抜) 最低注文金額は、1回12,000円から
I社 7,500円(不明)  
J社 8,000円(税込)  
K社 6,500円(税込)  
L社 10,500円(税込)  
M社 7,000円(税込)  
N社 8,500円(税込)  

(上記は、2017年6月時点のデータ)

各社、作業内容(掃除の箇所)が多少異なるのですが、トイレ掃除専門業者に依頼した時のクリーニング費用の相場としては、おおよそ「7,000円~12,000円」の間となります。

最低注文金額を設定している業者もあるのですが、これは、別の箇所のクリーニング(例.お風呂、洗面所、レンジフード)も一緒に申し込んでもらいたい、ということです。ハウスクリーニングの商売をやっていると、お客様の自宅から、次のお客様の自宅までの移動はすべて営業コストとなってしまうので、できれば1件で複数箇所のクリーニングをしたいためです。

この業者の心理を踏まえて、「まとめて複数箇所発注するから、大きく値引きしてよ」と強気に交渉する手もあります。

3. トイレクリーニングの作業内容

「値段の安さにつられてお願いしたものの、便器とタンクだけサッと掃除して終了と言われてしまった・・・」ということのないように、どこまで作業してくれるのかも確認しておきたい所です。

よろしければ、以下も参考にしてみてください。

便器本体

まずはトイレ掃除の主役である「便器」です。

特に汚れやすい箇所は、

  • 水溜まりの水面付近
  • 便器の底(奥側の見えない所)
  • ふち裏
  • 便座を外した箇所(洋式便器の場合)
  • 便器外側の側面後方のくぼみ

です。

特に便座は、外すと想像以上に汚れていることがほとんどです。

便座を外さずに掃除する業者はさすがにいないかとは思いますが、念のため作業当日、便座を外しているかどうか確認するようにしましょう(※便座一体型など、構造上、便座を取り外せないトイレもあります)。

外した便座を置く時も、トイレの床が汚れないように床に養生(タオルや布など)を敷いているかどうかも確認しておきましょう。素人や独学でやっている経験の浅い人だと、床にそのまま置いてしまうこともあります。

タンク

次に「タンク」です。

通常、トイレクリーニングでは「タンクの外側」と「水栓まわり」の掃除をします。標準料金の中には、タンクの内側の清掃までは含まれていないことがほとんどです。

タンクの内側は手が届きにくいので、掃除に非常に手間がかかるということや、タンクのフタを開け閉めするときにタンクを割ってしまう可能性もある、ということもあります。業者によってはオプション料金を払えば、タンク内側も掃除してくれることもあります。

壁紙・天井・照明・換気扇

トイレ室内の壁クロス、天井、照明、換気扇の掃除も、標準料金に含まれていることが多いですが、格安料金の業者では含まれていないこともあるので、念のため確認しましょう。

最後にトイレの床掃除です。洗浄してワックスをかけてくれる所もあれば、さっと拭き掃除をして終わる業者もいます。

床ワックスがオプション料金の業者もあります。

便器内のコーティング

オプション料金で、便器内部をコーティングしてくれる業者もいます。ただ、どのようなコーティング材を使って施工するのかが不明なので、依頼される場合は念のため確認をした方がよいかと思います。

まとめ

ここまで、トイレクリーニング業者の選び方と費用の目安についてご紹介してきました。

トイレがキレイになれば、気分よく使うこともできますので、自力で掃除するだけでなく、クリーニング専門のプロに依頼することも検討されてみてはいかがでしょうか。

なお、自力掃除派の方は、以下のページも参考になさってみてください。

↓「尿石」が気になる方はこちら

↓「黒ずみ」が気になる方はこちら

↓ 「黄ばみ」が気になる方はこちら

トイレ掃除専門業者の選び方と費用

長年使ったトイレの汚れは、なかなか自力では落ちないこともあります。掃除のプロに任せることも検討されてみてはいかがでしょうか。

以下のページでは、トイレクリーニングの専門業者の選び方と、費用・料金の目安、標準的な作業内容について紹介しています。

スポンサーリンク
Adsense_336×280
Adsense_336×280