トイレ(便器)メーカーの比較&ランキング

いざトイレリフォーム、便器交換と思っても、商品が多く、各メーカーの用語もバラバラで、選ぶのにとても時間がかかるとしたら、いきなり細部の検討をしているのかもしれません。

各メーカーとも商品ラインナップが豊富で、デザイン、機能、素材、価格、評判、口コミ・・・と、検討すればするほど、迷ってしまうこともあります。

個別の商品を選ぶ前に、各トイレ(便器)メーカーの特徴を押さえておくと、その後の検討がラクになります。ここではトイレメーカーのランキングや特徴、比較をご紹介します。

主要なトイレ(便器)メーカー

国内の主要なトイレ(便器)メーカーは、5社あります。

メーカー名 設立年 本社所在地 売上高(連結・2013年度)
TOTO 1917年 福岡県北九州市  553,448百万円
LIXIL
(旧INAX)
2001年
(1924年)
東京都千代田区
(愛知県常滑市)
1,628,658百万円 
パナソニック 1935年 大阪府門真市 7,736,541百万円 
ジャニス工業 1935年 愛知県常滑市 5,013百万円 
アサヒ衛陶 1950年 大阪府堺市 3,237百万円 

各社とも、半世紀を超えて存続する老舗メーカーです。LIXIL(INAX)とパナソニックの売上高が突出していますが、他社と比較して事業範囲が広いためです。

TOTO

1914年(大正3年)に国内で初めて衛生陶器を完成。1917年、福岡県北九州市小倉に「東洋陶器株式会社(現:TOTO株式会社)」を設立し、衛生陶器の製造を開始した老舗中の老舗です。

特に、技術力・開発力に定評があり、特許を取得している技術も多く、タンクレストイレや超節水型便器もTOTOが開発しました。

主力商品は、

と、ラインナップも豊富です。

LIXIL(INAX)

1924年(大正13年)に、窯業を伝統産業とする愛知県常滑市に伊奈製陶株式会社を設立。当初はタイル、陶管などを製造していて、衛生陶器の製造を開始したのは1945年です。

温水洗浄便座の取り組みはTOTOよりも早く、1967年に、国産初のシャワートイレ「サニタリイナ61」を発売しています。

2002年に株式会社INAXに商号変更、2011年にはトステムに吸収合併され、株式会社LIXILに商号変更されました。

主力商品は、

  • タンクレストイレ「サティスG」、「サティスS
  • 組み合わせ便器「アメージュZ
  • ウォシュレット一体型トイレ「プレアス」、「アステオ」
  • 収納一体型トイレ「リフォレ」
  • シャワートイレ「パッソ、KA、KB」

と、ラインナップも豊富です。

パナソニック

トイレ市場への参入は比較的遅く、1987年に水洗便器の発売を開始。

ターントラップ方式や、有機ガラス系新素材の便器など、業界の常識を覆す発想と技術で、2006年にタンクレストイレ「アラウーノ」を発売。

以後、シェアを伸ばし続け、TOTO、LIXIL(INAX)の独占状態だったトイレ市場に食い込みました。

主力商品は、

です。

ジャニス工業

1935年に、西浦製陶株式会社(現:ジャニス工業株式会社)を設立。1948年に衛生陶器の製造を開始。

主力商品は、

  • タンクレストイレ「スマートクリン」
  • ローシルエットタンク式トイレ「マイティクリン」
  • 温水洗浄便座「サワレット」

です。

アサヒ衛陶

1950年に、丹司製陶株式会社(現:アサヒ衛陶株式会社)を設立。

主力商品は、

  • 組み合わせ便器「エディ」
  • 温水洗浄便座「サンウォッシュ」

です。

トイレ(便器)メーカーのランキング・市場シェア

それでは、トイレメーカーのランキングや市場シェアのデータを見てみましょう。

トイレメーカーの市場シェア

古いデータですが、2008年の衛生陶器メーカー別シェアを見てみます。

ランキング メーカー シェア
1位 TOTO  60.7%
2位 INAX(現LIXIL) 30.4%
3位 ジャニス工業 4.9%
4位 アサヒ衛陶 3.2%
5位 その他 0.8%

出典『日経市場占有率2010年版』日本経済新聞出版社(2009年)

TOTO、INAXの2社が、トイレ市場全体の9割以上を占めています。

トイレといえばパナソニックも有名ですが、陶器ではなく有機ガラス系新素材のトイレを製造しているため、衛生陶器のメーカー別シェアには名前が出てきません。

ただ、累計出荷台数などを踏まえると、現状、トイレ市場において、パナソニックは2位、または3位に位置していると思います。

市場シェアが低くても、ユニークな商品・サービスを提供している新興のメーカーがあれば選択の余地もありますが、トイレ市場の主要なメーカーは老舗企業のみです。

特に理由やこだわりが無ければ、シェア上位に絞って、そこから選ぶのが無難だと思います。

主力商品の出荷台数から、人気のトイレメーカーを推測

市場シェアのデータだけでは少し心もとないので、各メーカーの主力商品の出荷台数や販売目標台数から、トイレメーカーの人気を推測します。

TOTO

  • TOTOのタンクレストイレ「ネオレストシリーズ」は、1993年に発売。累計出荷台数160万台を突破(2013年5月時点)
  • TOTOの超節水4.8L洗浄便器は、2009年の「ネオレスト ハイブリッドシリーズ AHタイプ/RHタイプ」を皮切りに、続々と発売。累計出荷台数300万台を突破(2014年3月時点)

LIXIL(INAX)

  • LIXIL(INAX)のタンクレストイレ「サティスシリーズ」は、2001年に発売。累計出荷台数100万台を突破(2014年5月時点)

パナソニック

  • パナソニックのタンクレストイレ「アラウーノシリーズ」は、2006年に発売。累計出荷台数70万台を突破(2014年2月時点)。2015年度の累計販売目標台数は100万台。

ジャニス工業

  • ジャニス工業のローシルエットタンク式トイレ「マイティクリン」は、2013年10月に発売。初年度(2014年3月末)の販売目標は4,000台。

アサヒ衛陶

  • 出荷台数、販売目標台数についての、メーカー発表情報はありません。

TOTO、LIXIL(INAX)、パナソニックのタンクレストイレの累計出荷台数と、ジャニス工業の主力商品「マイティクリン」の販売目標台数を比較すると、3社の人気がよく分かります。

工務店やリフォーム会社のチラシやネット広告、Webサイトでも、3社の商品を見かけることが多いです。

住宅のプロが評価したトイレメーカーランキングも参考に

『日経ホームビルダー』という住宅建設技術者のための情報誌「住宅のプロが評価、建材・設備メーカーランキング2014」における、トイレメーカーのランキングは次の通りです。

ランキング メーカー 採用したい
1位 TOTO 94.9pt
2位 LIXIL(INAX) 91.9pt
3位 パナソニック 75.7pt
4位 ジャニス工業 22.3pt
5位 アサヒ衛陶 15.2pt

こちらも、TOTO、LIXIL(INAX)、パナソニックの上位3社が、他を圧倒しています。

ただ、このアンケートの有効回答数99はいいのですが、回答企業数が10社と少ないため、特定のメーカーに偏った回答がされている可能性があります。

そのため、上位3社の順位やポイントの差については、あまり気にしないほうがいいと思います。

ここまでご覧いただきましてありがとうございます。もしご興味がございましたら、以下のページもご覧ください。

» トイレリフォームの費用相場|金額別にできること

» トイレリフォームの手順と流れ

» TOTOトイレの特徴と選び方

» タンクレストイレは買いか!?メリット・デメリットを比較

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以下のページでは、商品の選び方から工事業者の探し方まで、ユーザーとして知っておきたいトイレリフォームに関する情報を掲載しております。ぜひご参考になさってください。

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