食洗機の乾燥機能

手洗いの場合は、洗った食器をふきんで拭いたり、水切りカゴで自然乾燥させますが、雑菌やカビの心配も・・・。食洗機を使えば、温風乾燥で自動的に食器を乾かしてくれるので便利です。

食洗機の乾燥機能とは

食洗機のヒーターの熱で、庫内に温風を行き渡らせて、洗った食器を乾燥してくれる機能です。

食洗機の基本工程は、「洗浄 → すすぎ → 加熱すすぎ → 温風乾燥」で、この内「温風乾燥」が乾燥機能となります。

加熱すすぎの余熱とヒーターで食器を乾燥させる

「加熱すすぎ」の工程では、高温のお湯で食器をすすぐので、すすいだ後の食洗機の庫内温度が高く、食器にも余熱が残っています。

この熱を利用しつつ、ヒーターの熱で庫内に温風を行き渡らせて、食器を乾燥させます。

機種によって異なりますが、例えば、パナソニックのビルトイン食洗機の最新機種(M7シリーズ)では、加熱すすぎの段階で庫内の温度が「約67℃」となり、そこから温風乾燥がはじまります。

乾燥時間の目安は、40~60分

初期設定では、乾燥時間は「40分」か「60分」に設定されていることが多いです。

これに、洗浄・すすぎの時間もありますので、標準運転でもだいたい約1時間半くらいです。

全自動なのでラクですが、食洗機の運転時間は意外とかかります。

乾燥機能を使っても、乾かずに水滴が残ることも

せっかく食洗機で乾燥させたのに、「水滴が残ってる・・・」「乾燥しない・・・」ということもあります。

メーカーや機種によって少し違うのですが、+20分、+30分など乾燥時間を延長できます。完全に乾ききらずに、食器に水滴が残ってしまう場合は、乾燥時間を長めに設定してみましょう。

ただ、食器を重ねて入れてしまうとその部分が乾かなかったり、食器のくぼみに水滴が残ってしまうこともあるので、一概に乾燥時間を延長させれば乾くとは言えません。

ちなみに、主観的な見方なのですが、昔の機種と比べると、最新の省エネタイプの食洗機は、乾燥機能が少し弱くなった気がします。ヒーターでガンガン庫内の温度を上げて、長い時間をかけて食器を乾燥させれば、しっかり乾きますが、その分電気代がかかります。よく分かりませんが、省エネを追求しすぎると、乾燥性能は少し劣ってしまうのかもしれません。

乾燥機能を使うと、どのくらい電気代がかかるのか

10年以上前の古いビルトイン食洗機となりますが、実際に運転させて電気代を計測しましたので、よろしければご覧ください。

関連記事:『食洗機の1回あたり電気代と、節約(節電)のポイント

※最新機種であれば、この機種よりも電気代がかかることはないと思います。

乾燥機能だけを使いたい

「食器は手洗いするので、乾燥機能だけを使いたい」という場合、「乾燥のみ」のコースを使うこともできます。

メーカーや機種によって違いますが、「60分」または「90分」が多いです。

乾燥のみの場合、加熱すすぎをしないので、庫内の温度が低く食器にも余熱が無い状態で、温風乾燥を行います。そのため、乾燥時間が余分にかかります。

「乾燥なし」で食洗機を使いたい

パナソニックの食洗機には、「スピーディコース」という、乾燥なしで食洗機を使える運転モードを搭載した機種があります。

乾燥がなく、約30分で洗い終わります。

ちなみに、リンナイの食洗機にも「スピーディコース」を搭載した機種がありますが、こちらは、乾燥時間が標準の半分になるモードです。同じ名前でも、メーカーによって違いがあります。

食洗機で乾燥機能を使わない場合

「運転時間が長くなるし、電気代もかかるし、時には水滴が残ってるときもあるので、乾燥機能を使わなくなった」という方もいるかもしれません。

パナソニック食洗機の「スピーディコース」で食器をささっと洗って、水滴をふきんで拭いたり、食洗機庫内に放置して自然乾燥させる、というような使い方です。このような食洗機の使い方はラクなのですが、少し気にしておきたいこともあります。

食器用ふきんで拭く

食洗機で洗った食器をふきんで拭く場合に気になるのが、雑菌やカビです。

食器用のふきんを毎回洗濯機で洗っても、少しずつ汚れがついてきたりします。ふきんを煮洗いしたり、定期的に新しいものに替えている方も多いかもしれません。

花王生活者研究センターの調査に、興味深いデータがあります。

食器用ふきんは、主婦の衛生意識が高く、細菌汚染も比較的少ないという結果でした。(中略)衛生的な観点から食器の自然乾燥をする人の増加や食器乾燥機や食器洗浄機の普及により、食器用ふきんを使わない家庭も20%程度あることがわかりました。

出典:花王生活者研究センター『生活者視点にたった家庭の衛生対策

この調査は2001年のデータなのですが、その時点で、すでに(調査対象者の)約20%の主婦の方が食器用ふきんを使わずに、自然乾燥や、食洗機・食器乾燥機で乾燥させているということになります。

食洗機の庫内で自然乾燥させる

食洗機の庫内を水切りカゴ代わりに使って、自然乾燥させる場合も、雑菌・カビを気にしておきたいところです。

「スピーディーコース(乾燥なし)」+「庫内自然乾燥」だけでなく、手洗いした食器やグラスを食洗機に入れて、水切りカゴ代わりに使うこともあります。

ラクなので結構やってしまうのですが、このような使い方を続けるのは、本来あまり好ましくありません(メーカーも推奨していません)。

通常のカビは、約40℃を超えると繁殖不可能となりますが、食洗機の庫内に水滴を含んだ食器を放置しておくと、カビが増殖する可能性が高まります。特に、扉を締め切った状態で、長時間食器を放置するのはやめておきましょう。

※食洗機も使い方を誤ったり、定期的に掃除をしないと不衛生になります。詳しくは、『食洗機の気になる臭いとカビ』をご覧ください。

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