食洗機のメリット・デメリット

手洗いと比較した食洗機のメリット・デメリットについての記事です。

メーカーのCMや、食洗機のカタログを見ると、「食洗機は皿洗いを自動でやってくれる便利な機械」「手洗いよりも、食器の汚れをしっかり落としてくれる」というイメージを抱きますが、実際はそこまで万能とも言い切れません。食洗機を使わないという選択肢もあります。

特に新規で食洗機の設置を検討されている場合は、食洗機と手洗いを比較して、それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、購入を検討されることをおすすめします。

食洗機のメリット

食器を洗っていた時間を、他のことに使える

汚れた食器を食洗機に入れて、スタートボタンを押せば、「洗い」「すすぎ」「乾燥」をすべて食洗機が自動でやってくれますので、食器洗いを食洗機にお任せして、浮いた時間を他のことに使える、というメリットがあります。これが食洗機を使う最大のメリットといえるかもしれません。

共働きの家庭なら、会社に出かける前に食洗機をスタートさせて、会社から帰ってきたら、食洗機の中から食器を取り出して、そのまま夕食の準備ができます。洗い終わって乾燥した食器を、次に使うまで一時的に食洗機に置いておく、という使い方ができます。

奥さんが専業主婦の家庭でも、食洗機に食器洗いを任せて、その間に、お風呂の掃除や洗濯など、ほかの家事を済ませられます。勉強や読書、お子さんと触れ合う時間に充てることもできます。食器を一枚一枚、手洗いで洗うのが好き、という人でなければ、これまで食器を洗って、水やお湯ですすぎ、ふきんで拭いていた時間を他のことに使えるのは、メリットになると思います。

食器を清潔に洗って、乾燥できる

ライオンやP&Gなどの食器洗い用洗剤を製造しているメーカーの情報によると、食器洗いのスポンジには多くの雑菌が潜んでいるとのことです。参考として、一部を引用させていただきます。

多くのスポンジに潜んでいる一般生菌の数は、なんと1億個以上!
引用元:Lidea(ライオン)「実はトイレよりも汚い!?キッチンのスポンジ、まな板の除菌方法」

スポンジについた細菌は、たった1週間で10億個以上にも繁殖しているというデータがあるようです。
引用元:マイレピ(P&G)「スポンジやまな板も除菌!台所洗剤「除菌ジョイコンパクト」」

条件により異なるのかもしれませんが、台所用スポンジには、1億~10億個の細菌が潜んでいるとのことです。このデータだけを見るとゾッとします。スポンジだけでなく、ふきんで食器を拭く時にも、細菌が少し気になります。ただ、外食先でも、スポンジでお皿を洗って、ふきんで拭いているお店がありますので、そこまで過敏に気にしても仕方がないのかもしれません。

食洗機の良い所として、60℃近くのお湯を使って食器洗い・すすぎをし、最後は温風乾燥で乾かす、という点があります。低温か高温だと細菌は繁殖しにくいため、高温で洗浄・すすぎ・乾燥してくれる食洗機は、手洗いよりも清潔に食器を洗える、ということになります。

手荒れや真冬の水の冷たさに悩まなくなる

冷たい水で洗っても冷たく感じないゴム手袋もありますので、食洗機を購入しなくてもよいといえばよいのですが、ゴム手袋で食器を洗うのに抵抗があるけれども、手荒れや水の冷たさには我慢できないという人には、食洗機はおすすめです。

食洗機のデメリット

コストが高い

食洗機を導入する場合、初期費用として「食洗機本体+工事費(業者に依頼する場合)」、ランニングコストとして「専用洗剤代+水道代+電気代(給水接続の場合)」がかかります。

食洗機の方が節水なので、手洗いよりもランニングコストが安い、という情報をよく目にするのですが、あくまでランニングコストの比較であり、初期費用が含まれていません。また、食洗機が故障した場合の修理費なども含まれていません。

食洗機のグレードや、オプション(ドア面材やドアパネル、食洗機下の収納など)、工事内容(新規か交換か、電気工事は必要か、など)によってコストはかなり変動しますが、例えば標準的なビルトイン食洗機を設置する場合、初期費用として、10~15万円程度の予算は見込んでおいた方がよいかと思います。

キッチンスペースの一部が食洗機に占領される

食洗機を設置すると、卓上型でも、ビルトイン型でも、キッチンスペースの一部が食洗機に占領されてしまいます。

卓上型食洗機の場合、本体の横幅が約55cm、奥行が約35cm、高さが55~60cmほどあります。これをキッチンの天板の上に置きますので、なかなかの存在感がありますし、調理スペースが狭くなってしまいます。パナソニックの「プチ食洗」という小型サイズの食洗機だと、それぞれ5~10㎝程度コンパクトになります。ただ、洗える食器の量が半分程度となってしまうので、一人暮らし~二人暮らし用途で、ファミリーには向きません。

ビルトイン食洗機の場合、一般的には、システムキッチンの横幅45cmのキャビネットを外して、そこに食洗機を組み込みます。キッチンの収納スペースに余裕がある場合はいいのですが、ぎっしり物が収納されている場合は、別の収納場所を確保するか、物を整理して減らす必要があります。また、キッチンの見た目にこだわる場合は、ビルトイン食洗機の標準ドアパネルはシルバーや黒などのシンプルな色味なので、結構目立ってしまいます。キッチンと同じ、または似た色合いのドア面材やドアパネルを別注すれば見た目の問題は解決しますが、費用がさらにかかります。

洗えないものがある

食洗機は便利ですが、万能ではありません。なかには洗えないものもあります。縮んだり、色落ちするので洗濯機で洗えない洋服があるように、割れたり、変色・変形する可能性があり、食洗機での洗浄・乾燥が不可となっている食器や調理器具があります。

詳細は、関連記事の『食洗機で洗えないもの』をご覧ください。

予洗いをしないと、汚れが落ちないときがある

調理後に少し時間が経って汚れがこびりついた鍋や、カレールーを入れた食器、納豆ごはんのお茶碗などは、食洗機にそのまま入れても汚れが落ちないことや、ひどいときには別のきれいな皿まで汚れがついてしまうことがあります。食洗機で落ちにくそうな汚れがある場合に予洗いをしますが、食器をさっと水やお湯で洗ったり、時にはスポンジや洗剤を使って汚れを軽くこすり落とすので、量が多いと、意外と時間がかかります。

詳細は、関連記事の『食洗機の使い方』をご覧ください。

食器の形状によっては、意外と入らない

パナソニックやリンナイのカタログには、機種ごとに「食器点数●点(●人分)」という記載があります。どの機種もおおよそ、食器点数は40前後で、5~6人分という記載なのですが、どのように入れたら、5~6人分の食器が入るのか、使っていて疑問に思うことが多いです。

カタログに記載されている食器点数と、実際に入れられる食器点数に差がある原因としては、食器の形状の違いが挙げられます。カタログでは、「平べったい大皿・小皿」、「茶碗・汁椀・中鉢」、「背が低めのグラス・コップ」といった、食洗機の中で重ねて入れやすい形状の食器で、食器点数が計算されています。そのため、フライパンやお鍋、ボウル、深めのお皿、どんぶりなどを食洗機に入れると、他の食器が入れられなくなってしまいます。特に、どんぶりや鍋、ボウルなどの深い形状の食器・調理器具は、そもそも食洗機のカゴにセットするのが難しく、真下に向けて置くとスペースを取ってしまうため、先に平皿や小皿、茶碗、グラス、はしやスプーンなどを入れて、運よくスペースが空いていたら、そこに小型の鍋かボウルを突っ込む、というような使い方をしています。

食洗機に入りきらなかったものは手洗いするか、食洗機を2回動かすことになります。

ラクをしていると思われる

これまで手洗いをしていたけれども、食洗機を使いたいと思い立った時に、父母(直系・義理問わず)や旦那さんが家事の大変さに対する理解がないと、「楽をするなんてけしからん。お金もかかるし、食洗機なんて不要だ。」と反対されたり、反対されるのを恐れて言い出せなかったりすることがあるのではないでしょうか。周りに理解が無くても、 夫婦共働きや子供が小さければ、まだ口実が作れますが、専業主婦で子供も大きくなった、という場合は、周囲を説得するのは中々難しいかもしれません。

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