食洗機を使わない理由

あったら便利だが、無くても困らないのが食洗機。トイレや給湯器のような必需品とは違って、どちらかといえば贅沢品とも言えます。今回は、食洗機を使わない理由について取り上げてみます。

「食洗機は便利。毎日使っている」

「食洗機はあるけど、使ってない」

「食洗機が欲しいんだけど、買えない」

「そもそも食洗機なんて使いたくない」

など、いろいろな人がいるかと思います。

たしかに、食洗機はあったら便利ですが、無くてもそこまで困るものでもありません。

食器くらい手洗いしたい(すべき)

身の回りのことがなんでも自動化すれば、生活が豊かになるとは限りません。

確かに便利で、楽だし、効率的です。食洗機にまかせておけば、食器を洗っていた時間、他のこともできます。

ただ、自分で食べて汚した食器くらい、機械に任せずに自分で洗いなさい、という考えもあります。

機械に任せるという意味では、「全自動洗濯機」「全自動掃除機(ルンバなど)」なんかも同じですが、この中で、洗濯機だけがほとんどの家庭に普及しました。

これは、「服を一つ一つ洗剤で洗って、すすいで、絞って、干す」という作業が、あまりに時間がかかり、疲れるからだと思います。

ホテルなどの外出先で、まれにシャツなどを手で洗って、干すことがありますが、2,3枚でも結構たいへんです。これを家族分、毎日手洗いで洗濯すると、人生の5~10%くらいの時間が、洗濯だけで終わってしまうのではないでしょうか。昔話にもありますが、川まで行って、洗濯していた先人の方々などは、本当に尊敬します。

全自動洗濯機に比べると、全自動掃除機や食洗機は、そこまで多くの家庭で使われてはいません。身近にはなってきましたが、洗濯機のような必需品とまでは言いきれません。

特に、昔の厳しい時代を乗り越えてこられた世代の方々からすれば、食洗機なんぞ贅沢極まりない、と思われるかもしれません。

あと、自分の手でお皿をピカピカに洗った後に、ちょっと気分がよくなったりする、ということもありますよね。

旦那さんの抵抗

特に専業主婦などで、「俺は毎日仕事をして稼いでいるんだ。何が食洗機だ。家にずっといるんだから、食器くらい手で洗え。」などと旦那さんに理解をもらえない場合は、食洗機の導入はかなり困難と言わざるを得ません。

お母さん・姑さんの目線

お母さんや姑さんが手洗い派の場合も、導入の難易度は比較的高いです。自宅に遊びに来たときに、「食洗機なんて贅沢なものがあるの?楽できてイイわねー」などと小言を言われないように、良い関係を築いておきたいものです。

お金がもったいない

食洗機は便利ですが、安い機種でも3万、4万はしますし、ちょっと良い機種にすると工事費を含めて10万円を超えることもあります。

普通にスマホとか、液晶テレビとか買えてしまうので、買いたいものの中で優先度がかなり高くないと、食洗機の購入には中々至りません。

あと、メーカーや販売店、その他いろいろなホームページでも、「手洗いと食洗機の費用を比較すると、食洗機の方が節水になるからコストも安い」、という論調が多いのですが、初期費用を含めると、食洗機の方が高く付きます。

食洗機を入れても、汚れがひどい時は、食洗機に入れる前に予洗い(下洗い)した方がいいですし、洗う食器の数が少ないときは、わざわざ食洗機に入れるよりも手洗いの方が手っ取り早く、経済的だったりします。毎食毎食、食洗機の庫内を埋めるだけの食器を使うとも限りませんし、大きめなフライパンや鍋などは、一緒に入れる食器の量によっては食洗機に入れられず、別に手洗いすることもありますので、コストでいったら手洗いの方が安いと思います。

また、当たり前といえば当たり前ですが、メーカー保証期間が切れた後に壊れたら、修理費がかかります。

食洗機を置くスペースがない

キッチンの上に置く卓上食洗機にしても、システムキッチンに組み込むビルトイン食洗機にしても、設置するためのスペースが必要です。

卓上食洗機であれば、横60cm×奥行40cm×高さ60cmくらいの物体が、キッチンカウンターの上に乗ります。キッチンの広さにもよりますが、食洗機を置くと、けっこう圧迫感が出ます。実際にキッチンで、メジャーを持ってはかってみると、イメージがしやすいかもしれません。

ビルトイン食洗機の場合、幅45cmのキッチンキャビネット(収納)がほぼ1列使えなくなります。食洗機のサイズによっては下部収納は引き続き使えることもありますが、収納スペースとしてはかなり小さくなってしまいます。

詳しくは、『食洗機のサイズを選ぶときのポイント』をご覧ください。

システムキッチンの見た目や、収納スペースの問題で、食洗機の設置を断念されるケースもあります。

使いこなせるか?

食洗機を使いこなせるかどうかの鍵を握るのが、「食器の入れ方」です。

メーカーや機種によって、食器をセットするカゴの形状が違うのですが、コツをつかむまでは、意外と入れるのが難しかったりします。特にビルトイン食洗機。

個人的には、平皿は入れやすいのですが、底の深い丼や茶碗は何回やってもセットが難しいです。そもそも家にある食器の形状と、カゴの形状が合ってないような気もしています。

重ねたり向きを逆にしたりといったように、適当に入れてしまうと、キレイにならないので、食器のセットはとても重要です。

食洗機の使い方』も参考にしてみてください。

LIXILやパナソニック、TOTO、クリナップなどのキッチンメーカーのショールームに行くと、食洗機が組み込まれたキッチンもありますので、可能であれば、カタログやネットの情報だけで買うのではなく、実際に実物を見た方が良いと思います。

食洗機の音

食洗機のカタログを見ると、「静音設計」など、音が静かなことをアピールしているものもあるのですが、個人的には、正直そこまで静かだとは思いません。

機種によって多少違いはありますが、食器を洗っているときなど、普通にゴーゴーと音がなりますので、カウンターキッチンなどでリビングとキッチンが隣接している場合、人によっては食洗機の音が気になるかもしれません。

静音設計だから深夜に動かしてもOK、ということではなく、まわりが寝静まって静かな時間帯に、食洗機を動かすのはおすすめしません。実際にやってみると(やられてみると)わかりますが、結構気になるんです。隣近所のクレームの元になることもあります。

食洗機とカビ

これも人によりますが、食洗機で食器をキレイにしていても、食洗機そのものを定期的に掃除してキレイにするのを忘れてしまったりします。

使っていたとしても、長く掃除せずに放置していると、少し怪しいニオイがしたり、カビと思われる物質を見かけたりすることがあります。

手洗いの場合、スポンジや布巾に雑菌が多く繁殖していて、相対的には食洗機の方が清潔、ということのようなのですが、10年以上使った食洗機などを見ると、お世辞にも清潔とは言えないような物も結構ありますので、定期的に掃除をした方がよいかと思います。

ちなみに手洗いのスポンジに付着した雑菌などのデータは洗剤メーカーが出していたりするのですが、なぜか食洗機の雑菌・カビについてのデータはあまり見かけません。

このテーマについて、詳しくは『気になる食洗機の臭いとカビ』をご覧ください。

意外と時間がかかる

これも機種や、運転モードによっても違うのですが、普通に食洗機を使うと、洗浄・すすぎ・乾燥で1時間以上かかることが多いです。

食器の量が少なくて、手洗いだと2,3分もあればできる、という場合でも、食洗機だと1時間かかるということです(機種によっては、スピーディーコースなどもあるのですが、それでも30分、40分かかったりします)

このテーマについて、詳しくは『食洗機は時短になるが、運転時間は長い』をご覧ください。

食洗機と手洗いとの比較

内容がかなりかぶってしまっているのですが・・・、『手洗いと比較した食洗機のメリット・デメリット』も参考にしてみてください。

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