ガスコンロのおすすめメーカーは?

ガスコンロのメーカーは、リンナイ、ノーリツ(ハーマン)、パロマの3社あります。個人的におすすめのメーカーを紹介しています。

※以下、個人的な意見です。

おすすめNo.1は、安定感のリンナイ

デザイン、機能ともにバランスが取れていると思います。

特に、フラッグシップ機のデリシアは素晴らしいです。天板に液晶表示のあるAC100V電源タイプと、通常の3V乾電池タイプから選べます。ガラストップ天板には、世界的ガラスメーカーのドイツSchott社の「CERAN」という耐熱特性と耐熱衝撃性に優れたガラストッププレートが採用されています。このCERANを採用しているのはリンナイだけです。ココット、ココットダッチオーブンという、ガスコンロのグリル専用調理器を使えるのもデリシアの魅力ですね。後になって、ノーリツは「プレートパン」「キャセロール」、パロマは「ラ・クック」というグリル専用調理器を出しましたが、リンナイのココット・ココットダッチオーブンを真似したとしか思えません。やはり最初に取り組んで、グリル調理器というブームをつくったリンナイはすごいです。

天板の表面温度を抑える「ヒートオフ」や、グリルで魚を焼いた時の煙・ニオイを抑える「スモークオフ」も、リンナイ独自機能です。先ほどのCERANガラスと、ヒートオフ、スモークオフは、ミドルグレードからハイグレードのコンロに搭載されています。他のメーカーと比べると少しだけ実勢価格が高いように思いますが、「せっかくだから、いいコンロを買いたい」という方にはおすすめのメーカーではないでしょうか。

あと、少し視点は変わるのですが、リンナイは、「R.STYLE」というリンナイのガスコンロユーザー向けのECサイトも立ち上げています。このECサイトでは、交換用のごとく・バーナーキャップなどの部品や、専用炊飯鍋・ココットなどの専用オプション品、土鍋やトングなどの調理用品、掃除グッズなどが購入できます。このようなユーザー向けのECサイトは、ノーリツ(CLUB NORITZ SHOP)も、パロマ(パロマプラス)もあるのですが、リンナイのR.STYELEのすごい所は、購入したユーザーのレビュー件数がかなり多いことです。例えばココットダッチオーブンセットのレビューだけでも3700件以上(2016年2月時点)あります。これだけあるとサクラではないかと疑いたくなりますが、中には厳し目のコメントもあるのと、ココットダッチオーブンで作った料理の画像がアップされたりしているので、本当にユーザーが書き込んでいるのだと思います。それにしてもレビュー件数が半端無く多いので、キャンペーンか何かで、レビュー数を増やすような方策をとっているのかもしれません。

リンナイの機種選びの際は、『リンナイ ビルトインガスコンロの特徴とおすすめ機種』も参考にしてみてください。

ノーリツ(ハーマン)は前衛的

ノーリツよりもハーマンの名前の方がガスコンロでは有名かもしれません。ハーマンというとなんとなく響きから、ドイツかどこかの海外メーカーのように思われますが、日本の会社で、本社は大阪にあります。沿革によると、湯沸かし器の製造メーカーの(株)陽栄製作所と、鉄コックの製造メーカーのターダ(旧:多田製作所)が統合してハーマンが設立されたようです。

昭和32年には電池式点火機構のホーロー製ガスコンロを国内初?で開発し、昭和45年には業界初の両面焼きグリル付きのガスコンロを開発しています。昭和56年にも業界初の後方排気式グリル付きコンロを開発するなど、業界初の技術、製品を開発してきました。2001年にノーリツがハーマンに出資し、業務提携。ハーマン製のガスコンロを販売し始めました。今は100%出資の子会社となっています。今もハーマンという会社は存続していて、ガスコンロの開発、製造を続けていますが、ハーマンではなくノーリツのブランドで販売しています。個人的にはハーマンの方が海外製ぽくて、高そうなイメージがあり、ノーリツは風呂給湯器のイメージがあるので、なんでノーリツにブランド変更したのかなと少し残念です。

ノーリツは、ハーマンの時代から業界初の機能、技術の開発を積極的に行っていて、その傾向は今も見られます。

例えば、スマートコンロ。天板の上に磁石か何かで引っ付いている2つのツイストスイッチというツマミを指先で移動、回転させて、スマホのように簡単に操作できるという、斬新な発想のコンロです。このツマミを前に押すと点火するのですが、強く押しすぎてツマミが外れて火に指先が当たらないかと、実機を操作した時に心配になりました。あとツマミがなくなったら、どうするのでしょうか。ツマミの操作性が面白く、脱着できるので、子供がいたずらする可能性もあります。また乾電池式ではなく電源式なので、ガスコンロ下の収納庫などに電源コンセントが必要となり、ない場合は電源工事も必要となります。価格も高い。あまりに斬新すぎて、人とは違うものじゃないととにかくいやというかなりニッチな需要にしか対応できないコンロだとおもいます。もし、スマートコンロの路線を基本とするのなら、その後に発売されたピアットやプログレといったフラッグシップ機はスマートコンロではなく、従来のガスコンロの操作性を踏襲していることから、実験的な位置付けとして終わるのではないかと予想します。

一方で、これまた業界初のマルチグリルは、ノーリツガスコンロの中心的な機能になるような気がします。マルチグリルは、グリルは魚を焼き網で焼くものという概念をとっぱらったグリルです。焼き網でで魚を焼くことができないグリルです。この発想は意外でした。今は水張りもいらず、魚をひっくり返す必要のない無水両面焼きなので、グリルの焼き網で魚を焼いても、昔のコンロと比較するとだいぶ楽になりましたが、それでも焼き網や受け皿にくっついた魚の脂汚れを洗う必要があります。マルチグリルは、グリルを開くと、グリルの下側にバーナーがあります。そのバーナーの上にプレートパンやキャセロールという専用の調理器具を置いて、調理します。プレートパンは小さなグリル用フライパン、キャセロールはプレートパンの底が少し深くなり、蓋が付いたものというイメージです。魚を焼いても脂はプレートパンの底にたまりますので、プレートパンだけを洗えば良く、焼き網と比べてお手入れが楽です。また、調理器具を使うので、魚だけでなく、プレートパンならホイル焼きや唐揚げ、フライ、キャセロールなら煮込み料理や蒸し料理、パンが焼け、グリルでの調理の幅が広がります。さんまなどは、焼き網で焼いた方が美味しいので、個人的にはマルチグリルは欲しいとは思わないのですが、楽をしたい人にはいいかもしれません。堀北真希さんをcmで起用したのも、グリルで魚を焼く人が少なかったり、育児や働いていて忙しく料理にあまり時間を割けないようや女性をターゲットにしているのではないでしょうか。cmにも結構お金かけてそうですね。

このマルチグリル、今の所、スマートコンロとプログレというかなりいい値段のする上位モデルにしか搭載されてません。同じ金額を払うなら、リンナイのデリシアが、プレートパンとキャセロールを合わせたようなココットという調理器具を使え、従来通り焼き網で魚も焼け、さらにココットダッチオーブンというグリル専用の小さめの調理器具でダッチオーブン料理も楽しめるので、自分はデリシアの方が好きですが。

ハーマンのブランドを捨て、cmに有名なタレントを起用し、先鋭的なスマートコンロ、焼き網のないマルチグリルのプログレ、焼き網のあるその他のコンロと、少しチグハグな感じを受けますが、保守的な住宅設備業界の中では比較的攻めているといえば攻めているメーカーと言えます。

ノーリツの機種選びの際は、『ノーリツ ビルトインガスコンロの特徴とおすすめ機種』も参考にしてみてください。

地味なパロマ

ビルトインガスコンロでは、リンナイ・ノーリツの2強に隠れて、地味な存在のパロマ。商品ラインナップも少なめですが、一つ特徴的なのが、ハイパーガラストップという天板です。ホーロー用鋼板の上にカラーコートとクリアコートという2層のガラスコートを重ねることで、ガラストップ天板のような光沢と、強度を実現しています。パロマの展示会などでは、この天板に重い鉄球を落とすデモンストレーションが有名なのですが、鉄球が落ちて「ゴンッ!!」という大きな音が響いても、天板に傷一つついていませんでした。あまり知られていないようですが、ハイパーガラストップは結構好きな天板です。

一方で、パロマは、2015年9月に「ラクック」というグリル専用調理器具を出しましたが、これは2014年8月に発売されたリンナイの「ココット」と同じような商品を、1年遅れで出してきた、ということになります。このラクックのキャッチコピーは、『グリル「新」革命』。一年以上前に、リンナイがココットでグリル革命をしてますから、1年遅れで、同じような商品を出しながら、『「新」革命』を宣言するのはどうなのかな、とも思います。

据置型のテーブルコンロは、エブリシェフが有名です。テーブルコンロなら、リンナイかパロマを選んでおけば間違いがない、という印象があります。

東京ガスのピピっとコンロは?

東京ガスや大阪ガスなどのガス事業者も、ビルトインガスコンロやテーブルコンロを出しています。東京ガスの「ピピっとコンロ」は有名ですね。自分は、東京ガスや大阪ガスもガスコンロを作っているのだと思っていたのですが、実は、リンナイやノーリツなどのガス器具メーカーが製造したコンロを、OEM販売している、ということのようです。

リンナイやノーリツのガスコンロと、東京ガスや大阪ガスのガスコンロは、見た目も似ているし、名前が同じ商品があったりするので、なんでかなとは思っていました。例えば、ピピっとコンロのラインナップで、「プラスドゥ(ノーリツ)」「プログレ(ノーリツ)」「スマートコンロ(ノーリツ)」「リッセ(リンナイ)」「ユーディア(リンナイ)」「フェイシス(パロマ)」など、各ガス器具メーカーの商品ラインナップと商品名が同じなのです。商品名が違っても、デザインが同じだったりすることもあるので、やはりOEMで間違いなさそうです。 

まとめ

個人的にはリンナイがおすすめですが、各メーカー良し悪しがありますし、人の好みも違います。色々と情報を収集して、できれば現物も見た上で、好みのメーカーや機種を探してみてください。

ガスコンロを交換する前に >

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