リンナイ ビルトイン食洗機<特徴と選び方>

ビルトイン食洗機の買い替え、後付けを検討されている方向けに、リンナイのビルトイン食洗機の特徴と選び方を紹介しています。

商品ラインナップと価格帯

2017年1月現在、リンナイのビルトイン食洗機は、5シリーズあります。

設置タイプはビルトイン型

リンナイの食洗機は、すべて「ビルトイン型」で、システムキッチンに組み込むタイプです。キッチンカウンターの上に据え置きする「卓上型」はありません。

関連記事:『ビルトイン食洗機と卓上型食洗機のどちらを選ぶ?

扉の開閉方式はスライドオープンとフロントオープン

使い勝手に影響する扉の開閉方式ですが、リンナイの食洗機は、標準的な「スライドオープン」だけでなく、「フロントオープン」タイプもあります。フロントオープンタイプの食洗機を国内メーカーとして開発しているのは、現在はリンナイだけです。

スライドオープンは、扉を引き出して(スライドさせて)開けて、上から食器を入れるタイプです。一方、フロントオープンは、扉を前に下ろして開けて、前から食器を入れるタイプです。

関連記事:『スライドオープン食洗機とフロントオープン食洗機のどちらを選ぶ?

扉の仕上げはパネル

一世代前の「RKW」から始まる機種には、「面材」「パネル」の二種類があったのですが、現行機種「RSW」は「パネル」しかありません。

横幅は45cmと60cm

ビルトイン食洗機の設置可否に大きく影響する横幅については、リンナイの食洗機は、標準的な「45cm」と幅広の「60cm」の2タイプがあります。

価格帯

価格は、メーカー小売希望価格(税込定価)です。(※メーカーカタログに記載されている定価は税抜表記なので、下の表の税込定価とは合いません)

  幅45cm
フロントオープン
幅45cm
スライドオープン
幅60cm
スライドオープン
税込
定価
F402シリーズ 404LPシリーズ 404Aシリーズ C401Cシリーズ 601Cシリーズ
23万円
         
22万円
台 
         
21万円
台 
RSW-F402C-SV
       
20万円
RSW-F402C-B        
19万円
台 
        RSW-601C-SV
18万円
台 
  RSW-404LP       
17万円
台 
         
16万円
台 
    RSW-404A-SV  RSW-C401C(A)-SV   
15万円
         
14万円
台 

 

  RSW-404A-B    

税込定価ベースで、上は21万円台から、下は14万円台と、機種によって7~8万円ほどの開きがあります。

同じシリーズの中でも、F402シリーズ(RSW-F402C-SV、RSW-F402C-B)と404Aシリーズ(RSW-404A-SV、RSW-404A-B)は機種によって価格に差があります。これは色の違いで、SV(シルバー)の方が、B(ブラック)よりも、定価が1万円ほど高くなります。

品番の見方

リンナイの食洗機の品番の見方を紹介します。メーカーが公表しているデータではなく、推測となりますが、ほぼ合っていると思います。

リンナイ ビルトイン食洗機の品番の見方

最初のアルファベット3文字が「RSW」は現行機種、「RKW」は一世代前の機種となります。

代表的な機能・特徴

フロントオープン

扉を前に下ろして開けて、前から食器を入れる「フロントオープン」タイプの食洗機は、国内メーカーではリンナイの「RSW-F402C-SV、RSW-F402C-B」しかありません。以前は、ハーマンというメーカーも出していたのですが、残念ながら市場から撤退してしまいました。

海外メーカーの食洗機はフロントオープンが主流です。大容量で、欧州特有のデザイン性の高さがあり、システムキッチンに入れると存在感があります。ただし、価格も高いです。価格を重視してフロントオープンの食洗機を選びたい場合、リンナイのフロントオープンがおすすめです。

関連記事:『スライドオープン食洗機とフロントオープン食洗機のどちらを選ぶ?

プラズマクラスター

国内食洗機メーカーの中で、食洗機庫内のカビやニオイに注目して、対策をしているのはリンナイだけです。

プラズマクラスターは、食器を洗った後の乾燥段階で、食器に当てる温風をプラズマクラスターがきれいにして、清潔に乾燥させる、という機能になります。食洗機の運転完了後も、電源をOFFにするまで、プラズマクラスター運転が続き、洗った食器を食洗機の庫内で清潔に保管できます。

銀イオンカートリッジ

銀イオンカートリッジを食洗機庫内に取り付けて、洗浄やすすぎの時にカートリッジの中にある銀イオン(銀を含んだ抗菌剤のタブレット)が溶けて、食器や食洗機庫内を抗菌コートする、というものです。銀イオンカートリッジの交換目安は約2年で、1個2,000円(税抜)します。R.STYLEというリンナイのウェブショップで購入できます。

R.STYLE(外部サイトへ移動します)>

食洗機の洗剤メーカーによると、食洗機は、高温で洗浄・すすぎ・乾燥しますので、高温域では繁殖しにくい雑菌が増殖しにくいということですが、長期間、クリーナーなどで庫内の掃除をせずに使用していると、ニオイが気になることが多くなります。

定期的に庫内専用クリーナーで掃除すればよいのですが、それが面倒な方は、プラズマクラスターや銀イオンカートリッジに対応した機種を選んでもよいかもしれません。

重曹洗浄

食洗機は、食洗機専用洗剤を使って食器を洗いますが、リンナイの上位機種「RSW-404LP」は、唯一、食洗機専用洗剤以外に、重曹を使って洗える機種です。重曹洗浄の機能を搭載した機種は、リンナイから10年ほど前から出ていますので、目新しい技術というよりは、少しこなれてきた感じがあります。

ただ、昔と比べると、重曹洗浄に対するリンナイの力の入れ具合がかなり下がってきている印象があります。重曹モードで運転すると、高温ではなく低温で洗浄するため、時間もかかりますし、高温&専用洗剤と比べると、どうしても油汚れなどは落ちにくくなりますので、この辺りが、メーカーが積極的にアピールしない理由ではないかとにらんでいます。どうしても、洗剤ではなく、食洗機で重曹を使いたい場合、「RSW-404LP」しか候補はありません。

除菌スチーム洗浄

本洗浄の前に、細かな高温スチームを発生させて、小さなスチームの粒子が汚れに付着して、汚れを湿らせてやわらかくし、汚れを浮かせる、という機能です。浮いた汚れを本洗浄で洗い流します。

用途としては、パナソニック食洗機の「バイオパワー除菌」に近い機能といえます。

タワーウォッシャー・上下2段回転ノズル

タワーウォッシャーは洗浄ノズルの真ん中が上に伸びてきて、下からだけでなく、上からも水流を出すことで、庫内に水流を行き渡らせる機能となります。

パナソニック食洗機の「プラネットアーム洗浄」は、下段ノズルの先端に上段ノズルが付いている2段式ノズルで、食器を下かごにセットするときにも邪魔にならないのですが、リンナイのタワーウォッシャーは、庫内の真ん中にタワーノズルがあり、そのノズルが洗浄時に上に伸びてくるので、食器の量や形状によっては、このタワーノズルが邪魔になる場合もあります。一方で、ノズルが上から水流を流すので、上かごや食器の上面にも水流が当たりやすくなるというメリットもあります。

上下2段回転ノズルも同じように、上下2つの洗浄ノズルが回転して、庫内に水流を行き渡らせる機能です。タワーウォッシャーのようにタワーノズルが伸びるのではなく、食洗機庫内の上下にノズルが付いているため、食器をセットするときにも邪魔にはなりません。この上下2段回転ノズルは、フロントオープンタイプ「RSW-F402C-SV、RSW-F402C-B」に搭載されています。

折りたたみサークルラック

スライドオープンタイプの食洗機を使うと、上かごが邪魔になって、下かごに食器をセットしにくいことがあります。折りたたみサークルラックは、下かごに食器をセットする時に、上かごをたためる機能です。

ただ、上かごを折りたたんだり、跳ね上げたりする機能は、ビルトイン食洗機では一般的です。例えば三菱電機のビルトイン食洗機にも「分割フラップかご」という、上かごの半分を跳ね上げて、下かごを使いやすくする同じような機能があります。

パナソニック食洗機の「ムービングラック」は、上カゴを左右にスライド移動させることができ、先に上かごにコップなどを置いてしまっても、後から下かごに食器を入れやすくなります。

商品(機種)の紹介

商品画像は、メーカーのWebカタログ(外部サイトへ移動します)をご参照ください。

※リンク先のページによっては、通信容量が、数MB~数十MBかかる場合もあります。通信環境にはご注意ください。

F402シリーズ

国内メーカー唯一の「フロントオープン」タイプの食洗機です。扉の仕上げは「パネル」となります。

フロントオープンは、上かごは上かご、下かごは下かごで、別々に前に引き出して食器を入れられるので、スライドオープンのように食器の入れ方、順番を気にせず、自由に入れられるメリットがあります。一方で、前から食器を入れるので、下かごに食器を入れるときはかがむ姿勢になります。

標準的なビルトイン食洗機は、庫内容量が「40L」前後ですが、このF402シリーズは「66L」と大容量です。容量が大きい分、1回あたりの標準使用水量は「12L」、1回あたりの運転経費は「41円」と、ランニングコストは少し高めです。

本体サイズの奥行きがコンパクトなので、奥行60cmのシステムキッチンにも組み込むことができます。

  RSW-F402C-SV RSW-F402C-B
税込定価 213,840円 203,040円
価格.com最安値 98,800円 89,900円
扉の開閉方式 フロントオープン フロントオープン
横幅 45cm 45cm
適合キッチン奥行 60cm 60cm
扉の仕上げ(デザイン) パネル(シルバー) パネル(ブラック)
プラスマクラスター × ×
銀イオンカートリッジ × ×
重曹洗浄 × ×
除菌スチーム洗浄 × ×
タワーウォッシャー/上下2段回転ノズル ○(2段階回転ノズル) ○(2段階回転ノズル)
折りたたみサークルラック × ×
庫内容量 約66L(大容量) 約66L(大容量)
1回あたり標準使用水量 約12.0L 約12.0L
1回あたり標準運転経費 約41.0円 約41.0円

※「リンナイ 食器洗い乾燥機 総合カタログ 2016Ⅱ 機能一覧表(P15)」をもとに作成
※価格.com最安値の調査日:2017年1月11日

404LPシリーズ

「スライドオープン」タイプのハイグレードの機種です。扉の仕上げは「パネル」となります。

食器を清潔に乾燥・保管する「プラズマクラスター」や、専用洗剤の代わりに重曹を使える「重曹洗浄」といった、食洗機の中では個性的な機能が、唯一搭載されている機種となります。

RSW-404LPだけ、色がシルバーではなく「ステンレス調ハーフミラー」となっています。シルバーよりも少し高級感のあるデザインです。

  RSW-404LP
税込定価 186,840円
価格.com最安値 86,890円
扉の開閉方式 スライドオープン
横幅 45cm
適合キッチン奥行 65cm
扉の仕上げ(デザイン) パネル(ステンレス調ハーフミラー)
プラスマクラスター
銀イオンカートリッジ
重曹洗浄
除菌スチーム洗浄
タワーウォッシャー/上下2段回転ノズル ○(タワーウォッシャー)
折りたたみサークルラック
庫内容量 約41L(標準)
1回あたり標準使用水量 約10.0L(標準運転)
約13.5L(重曹コース)
1回あたり標準運転経費 約27.6円(標準運転)
約27.3円(重曹コース)

※「リンナイ 食器洗い乾燥機 総合カタログ 2016Ⅱ 機能一覧表(P15)」をもとに作成
※価格.com最安値の調査日:2017年1月11日

404Aシリーズ

「スライドオープン」タイプのミドルグレードの機種です。扉の仕上げは「パネル」となります。

食器や食洗機庫内を抗菌コートする「銀イオンカートリッジ」や、洗浄ノズルの真ん中が上に伸びてきて、下からだけでなく、上からも水流を出すことで、庫内に水流を行き渡らせる「タワーウォッシャー」が搭載されています。

※この404Aシリーズですが、2017年1月現在、各販売店から一世代前の機種「RKW-404A-SV」が数万円以上安く売られていて、機能・性能もほとんど同じです。最新機種にこだわりが無い場合は、「RKW-404A-SV」がお買い得です。

  RSW-404A-SV RSW-404A-B
税込定価 162,000円 145,800円
価格.com最安値 78,211円 71,600円
扉の開閉方式 スライドオープン スライドオープン
横幅 45cm 45cm
適合キッチン奥行 65cm 65cm
扉の仕上げ(デザイン) パネル(シルバー) パネル(ブラック)
プラスマクラスター × ×
銀イオンカートリッジ
重曹洗浄 × ×
除菌スチーム洗浄 × ×
タワーウォッシャー/上下2段回転ノズル ○(タワーウォッシャー) ○(タワーウォッシャー)
折りたたみサークルラック × ×
庫内容量 約41L(標準) 約41L(標準)
1回あたり標準使用水量 約10.0L 約10.0L
1回あたり標準運転経費 約27.3円 約27.3円

※「リンナイ 食器洗い乾燥機 総合カタログ 2016Ⅱ 機能一覧表(P15)」をもとに作成
※価格.com最安値の調査日:2017年1月11日

C401Cシリーズ

「スライドオープン」タイプのベーシックグレードの機種です。扉の仕上げは「パネル」となります。

基本的な機能しか搭載されていませんが、奥行60cmのシステムキッチンにも組み込むことができます。

  RSW-C401C(A)-SV
税込定価 162,000円
価格.com最安値 62,200円
扉の開閉方式 スライドオープン
横幅 45cm
適合キッチン奥行 60cm
扉の仕上げ(デザイン) パネル(シルバー)
プラスマクラスター ×
銀イオンカートリッジ ×
重曹洗浄 ×
除菌スチーム洗浄 ×
タワーウォッシャー/上下2段回転ノズル ○(タワーウォッシャー)
折りたたみサークルラック ×
庫内容量 約38L(標準)
1回あたり標準使用水量 約9.5L
1回あたり標準運転経費 約26.6円

※「リンナイ 食器洗い乾燥機 総合カタログ 2016Ⅱ 機能一覧表(P15)」をもとに作成
※価格.com最安値の調査日:2017年1月11日

601Cシリーズ

幅60cmのワイドな大容量タイプの機種です。現在は幅45cmが主流で、幅60cmタイプはラインナップが少ないため、基本的には、現在幅60cmの機種を使っていて、古くなったので交換したい、という人向けの機種といえます。

  RSW-C601C-SV
税込定価 197,640円
価格.com最安値 90,500円
扉の開閉方式 スライドオープン
横幅 60cm
適合キッチン奥行 65cm
扉の仕上げ(デザイン) パネル(シルバー)
プラスマクラスター ×
銀イオンカートリッジ ×
重曹洗浄 ×
除菌スチーム洗浄 ×(スチーム洗浄)
タワーウォッシャー/上下2段回転ノズル ○(タワーウォッシャー)
折りたたみサークルラック ×
庫内容量 約61L(大容量)
1回あたり標準使用水量 約14.0L
1回あたり標準運転経費 約41.4円

※「リンナイ 食器洗い乾燥機 総合カタログ 2016Ⅱ 機能一覧表(P15)」をもとに作成
※価格.com最安値の調査日:2017年1月11日

実勢販売価格(価格.com最安値)

最後に、リンナイのビルトイン食洗機の各機種を、価格.com最安値(アウトレット店舗は除外)で比較してみました。価格は日々変動しますので、過去の一時点での参考価格程度としてお取り扱いください。

調査日は2017年1月11日。税込販売価格です。

シリーズ 品番 税込定価 価格.com
最安値
割引率
F402シリーズ RSW-F402C-SV 213,840円 98,800円 54%
RSW-F402C-B 203,040円 89,900円 56%
404LPシリーズ RSW-404LP 186,840円 86,890円 53%
404Aシリーズ RSW-404A-SV 162,000円 78,211円 52%
RSW-404A-B 145,800円 71,600円 51%
404Aシリーズ(※旧品番) RKW-404A-SV オープン 36,780円
RKW-404A-B オープン 63,500円
C401Cシリーズ RSW-C401C(A)-SV 162,000円 62,200円 62%
601Cシリーズ RSW-601C-SV 197,640円 90,500円 54%

旧品番となりますが、「RKW-404A-SV」が3万円台と最も安いです。旧品番といっても、2015年2月に発売された機種なので、そこまで古くはありません。価格の安さをとにかく重視する場合は、この機種はおすすめです。

パナソニック食洗機の実勢価格と比較すると、リンナイのハイグレード機種(F402シリーズ、404LPシリーズ)は、パナソニックのハイグレード機種(M7シリーズ)と比べて、価格がちょっと高い印象もあります。

ここまで、リンナイのビルトイン食洗機についての情報を掲載してきましたが、パナソニック、三菱電機との違いなど、各食洗機メーカーの特徴についても、別の記事にまとめています。よろしければご覧ください。

関連記事:『食洗機メーカーの違い、特徴について

関連記事:『パナソニック ビルトイン食洗機<特徴と選び方>

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