リンナイ最高級ガスコンロ「デリシア(Delicia)」

リンナイのビルトインガスコンロの中で、ハイグレードに位置する「デリシア(Delicia)」。ココット・ココットダッチオーブンという専用調理器具が使えて、グリル料理の幅が広がります。

30万円台の高級ガスコンロ

いきなり価格の話から入りますが、このデリシア、機種によって少し異なるのですが、だいたい定価で30万円前後します。30万円と聞くと、腰が引けてしまいますね。ただ、ネット通販だと定価の50〜55%OFFくらいで入手することができます。ネットでの実勢価格は13〜15万円前後となります。東京ガス・大阪ガス系列の販売店や、地元のガス屋さんだと、もっと高いです。店舗や人件費がかさみますし、ネット店舗にはない安心料もありますので、価格が高いのは仕方ないかと思います。

13〜15万円という価格帯でも、ガスコンロとしては非常に高いです。デリシアの特徴を押さえた上で、これだけのお金を支払う価値があるのか、慎重に検討しましょう。

「デリシア」or「他の機種」を決めるポイント

リンナイのデリシアにするのか、ノーリツ・パロマの同等機種にするのか、もっと安い下位機種にするのか、機種選びのポイントを紹介します。

デリシアのグリル専用調理器具「ココット」を使いたいか?

デリシアの特徴といえば、ココットです。

ココットは、リンナイのビルトインコンロの中でも、『デリシア(100V電源タイプ・3V乾電池タイプ)』『デリシアグリレ』の2機種でしか使えません。

『デリシア(100V電源タイプ)』にはココットが付属しています。『デリシア(3V乾電池タイプ)』は、ココット付属の品番と、ココットが付属していない品番があり、いずれかを選べます。『デリシアグリレ』には付属していないので、オプション品として別途購入する必要があります。ココット単品の定価は13,800円(税別)と、グリル用の調理器具としては高価です。

ココットを使いたい場合は、必然的にデリシアシリーズを選ぶことになります。

ココットを使うと、焼き魚やハンバーグ、鶏もも焼き、ノンフライの唐揚げなどを、デリシアの魚焼きグリルで調理することができます。

ココットにはフタが付いているので、魚グリル用の網で食材を焼くのと比べて、脂が飛び散らずに、調理後の掃除がしやすいというメリットがあります。「ガスコンロの魚焼きグリルを使って、色々な料理を作ってみたいけど、グリルが汚れるのは嫌。掃除もラクな方がいい」という人には、ココットが使えるデリシアは魅力的です。

リンナイのデリシア以外では、キャセロールというフタ付きのグリル専用調理器具を使えるノーリツの『プログレ』『スマートコンロ』があります。

同じくフタ付きのグリル専用調理器具ラ・クックを使えるパロマの『クレア(crea)』『フェイシス(Faceis)』『ブリリオ(Brillio)』『セレクションシリーズ』『エスシリーズ(Sシリーズ)』といった機種も対抗馬となります。特にパロマのビルトインコンロは、価格の安いミドルグレード・スタンダードの機種でも、フタ付きのグリル専用料理器具を使えるので、個人的に注目しています。

ちなみに、ココットを使わなくても、オーブンレンジやフライパンで同じように調理はできるので、絶対に必要な機能という訳でもありません。「料理が本当に好きで、調理や掃除の手間も厭わない。オーブンレンジも既に持っていてよく使っている」という人には、ココットは物足りないかもしれません。

デリシアのグリル専用調理器具「ココットダッチオーブン」を使いたいか?

ココットに似ていますが、こちらはデリシアの魚焼きグリルで使える専用のダッチオーブンです。

ココットダッチオーブンも、『デリシア(100V電源タイプ・3V乾電池タイプ)』『デリシアグリレ』の2機種でしか使えません。

『デリシア(100V電源タイプ・3V乾電池タイプ)』にはココットダッチオーブンは付属していないので、オプション品として別途購入する必要があります。ココットダッチオーブン単品の定価は13,800円(税別)。キャンプで使う10インチや12インチの本格的なダッチオーブンも買えてしまいます。ちなみに『デリシアグリレ』には、ココットダッチオーブンが付属しています。

ココットダッチオーブンを使うと、パエリアやポトフ、パンを焼くなど、デリシアの魚焼きグリルでダッチオーブン料理ができます。

このココットダッチオーブン、かなり小さく見えるのですが、幅206mm☓奥行249mmあります。キャンプ用の小型ダッチオーブン(10インチ)が直径250〜260mmくらいなので、小さすぎず大きすぎず、自宅で使うには手頃なサイズだと思います。重量は1.7kgとかなり軽量です。一般的なダッチオーブンは鋳鉄製でズシリと重いのですが、ココットダッチオーブンは軽い素材を使っているのでしょう。尚、他メーカーが真似するからなのか分かりませんが、素材については公開していないようです。

かなりのキャンプ好きでないと、日頃からダッチオーブンで料理をする機会は少ないですし、炭で火を起こしたり、温度調節を行ったりと、野外でのダッチオーブン料理は手間がかかります。デリシアとココットダッチオーブンを購入すれば、ダッチオーブン料理を自宅で手軽に楽しめるので、ダッチオーブン料理に興味ある人にはおすすめです。

ノーリツのビルトインガスコンロでは、『スタイリッシュブリンクアドバンス』『スタイリッシュブリンクデュオ』『スタイリッシュブリンクプラスドゥ(+do)』の3機種で、専用ダッチオーブンが使えます。このダッチオーブンは鋳鉄ホーロー仕上げで4.7kg(プラスドゥ専用ダッチオーブンは4kg)と重量がある、本格的なダッチオーブンです。

パロマは、南部鉄器製の本格的なダッチオーブン(重量4kg)と、より軽くて手軽なシンプルグリルダッチオーブン(重量1.3kg)の2種類のダッチオーブンがあります。南部鉄器製ダッチオーブンは15,000円(税別)、シンプルグリルダッチオーブンは10,000円(税別)で、どちらも日本製です。

南部鉄器製のダッチオーブンは最上位機種の『クレア』でしか使えません。シンプルグリルダッチオーブンを使える機種は、ラ・クックと同様に、『クレア(crea)』『フェイシス(Faceis)』『ブリリオ(Brillio)』『セレクションシリーズ』『エスシリーズ(Sシリーズ)』となります。

ちなみに、パロマのシンプルグリルダッチオーブンは、新潟県三条市にあるオークス株式会社が製造しています。オークス社はレイエ(leye)という自社ブランドで、グリルダッチオーブンを出していて、定価は5,000円(税別)です。定価はシンプルグリルダッチオーブンの半額ですが、魚焼きグリルにセットするダッチオーブン用の専用フレームが付いていませんので、ガスコンロのグリルの形状によっては、中に入れられずに使えない、という可能性もあります。かなり安いですが、汎用品のため、購入の際は注意が必要です。Amazonや楽天で購入ができ、実勢価格は4000円前後です。

自宅でダッチオーブン料理を楽しむという観点だけですと、IH対応のダッチオーブンとIHクッキングヒーターの組み合わせも考えられます。アウトドアメーカーのロゴスや、鋳鉄メーカーのLODGE(ロッジ)が、IH対応のダッチオーブンを出しています。

高級感のあるデザイン

さすがに、リンナイのビルトインガスコンロにおけるフラッグシップモデルだけあって、デリシアのデザインには質の高さを感じます。

同じくリンナイのビルトインガスコンロ『リッセ』と比べると、違いが分かります。

ミドルグレードの『リッセ』は、女性受けのする柔らかなデザインをコンセプトにしています。特に、点火つまみや、グリルの引き出しのデザインが、『デリシア』と異なります。ごとくもステンレスではなく、ホーローです。ガスコンロのごとくについては、『ガスコンロの五徳(ごとく)はステンレス?ホーロー?』の記事も参考にしてみてください。

ガスコンロを交換するだけで、古いキッチンが明るくなることがあります。予算に余裕があれば、デザインに一目ぼれして『デリシア』に決めるというのも、ありだと思います。

『デリシア』を買う予算はない、という方には、上記『リッセ』の対抗馬となる、ノーリツのビルトインガスコンロ『ピアット』がおすすめです。定価20万円弱、ネットでの実勢価格は9〜10万円前後なのに、デザイン性も高く、機能も充実しています。

高い安全性能

『デリシア』と、下位機種(ミドルグレード)の『リッセ』を比較すると、デザイン性や、ココットを使えるかどうか、という点以外に、機能面で大きな差はありません。他に違いがあるとすれば、安全性能です。

主に高齢者の方を想定して、各ガスコンロメーカーは安全性能の高い二口コンロを出しています。例えば、リンナイのビルトインガスコンロだと、『ユーディア』『セイフル』が、使いやすく安全性能の高いガスコンロとしてラインナップされています。『ユーディア』『セイフル』には、鍋なし検知機能と感震停止機能という独自の安全機能が搭載されています。

鍋なし検知機能は、鍋を置かないと点火しない機能です。調理中に鍋を持ち上げると、自動的に弱火になり、1分間鍋が載っていないと自動消火します。感震停止機能は、震度約4以上の揺れを感知すると自動消火します。

この二つの安全機能は、『デリシア』にも搭載されています。

『デリシア』は機能が豊富なので、もっとシンプルでわかりやすいガスコンロがいい、という方には、二口ガスコンロの『ユーディア』『セイフル』がおすすめです。

ガスコンロの安全性能については、『ガスコンロのSiセンサー(安全装置)とは?』の記事も参考にしてみてください。

まとめ

リンナイの最高級ビルトインガスコンロ『デリシア』の特徴をまとめると、「デザイン性」「安全性能」「ココット、ココットダッチオーブンが使える」です。これらの特徴に魅力を感じる場合は、『デリシア』を選んでみてはいかがでしょうか。『デリシア』以外の機種については、『リンナイ ビルトインガスコンロの特徴とおすすめ機種』の記事にもまとめてありますので、参考にしてみてください。

ガスコンロを交換する前に>

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