リンナイ「マイトーン」−万能型のビルトインガスコンロ

ビルトインガスコンロの中で、個人的にコストパフォーマンスの高い機種の一つと考えるリンナイの「マイトーン」。他の機種と比較しながら、マイトーンの特徴を紹介します。

リーズナブルな価格なのに、必要な機能が揃い、デザインも良いビルトインガスコンロ「マイトーン」

「マイトーン」は、リンナイのビルトインガスコンロのラインナップにおいて、スタンダードグレード(普及価格帯)に位置しています。上位機種には、ハイグレード(高級価格帯)の「デリシア(DELICIA)」、ミドルグレード(中級価格帯)の「リッセ(LiSSe)」「ユーディア(Udea)」が、下位機種にはベーシックグレードの「メタルトップ」などがあります。

上位機種であるミドルグレード「リッセ」の定価は、天板幅75cmで215,000円(税別)、天板幅60cmで210,000円(税別)。一方、「マイトーン」の定価は、ガラストップ天板の幅75cmで158,000円(税別)、ガラストップ天板の幅60cmで153,000円(税別)、パールクリスタル天板の幅60cmで142,000円(税別)と、比較的リーズナブルです。

ガラストップ天板とパールクリスタル天板の2種類の素材から選べる

リンナイ マイトーンの特徴の一つとして、天板の素材を、ガラストップ天板とパールクリスタル天板から選べます。

マイトーンのガラストップ天板 マイトーンのパールクリスタル天板
・リンナイ マイトーンのガラストップ天板には、「セランガラス」が使われています。セランガラスはドイツの世界的なガラスメーカー ショット社の耐熱性ガラスで、外観が美しく、熱や衝撃に強く、耐久性に優れている特徴があります。
・ガラストップ天板なので、他の天板素材よりも見た目に高級感があり、手触り感も良いと思います(手触り感の好みは人によって違いますが)。
・セランガラスを採用していますが、やはりガラス系の素材なので、誤って高いところからものを落としたり、レンジフードを掃除している時に天板に体重をかけてしまったりすると、割れてしまう可能性もあります。Google画像検索で、「ガラストップ 割れる」で検索すると、どのような感じで割れるのか、参考になるかと思います。
・天板カラーは、クリアドットⅡの1色しかありませんが、天板幅60cmだけでなく、天板幅75cmもあります。天板幅75cmタイプは15cm幅が広がりますが、使いみちは特にありません。ただ、見た目の高級感が増すので、キッチンスペース、特にコンロの左右のスペースに余裕がある場合は、天板幅75cmタイプがおすすめです。
 ・リンナイ マイトーンのパールクリスタル天板は、硬質のホーロー用鋼板を、二つのカラーコートでコーティングした独自の天板です。
・ガラストップ天板には及ばないものの、比較的高級感があります。
・数値的な強度は公表されていないので分かりませんが、こぶしで叩いても割れる気配が全くないので、ガラストップ天板よりも強度は上ではないかと思います。(実際に叩き比べてみると、違いが分かります)
・マイトーンのパールクリスタル天板のカラーラインナップは、パステル調でポップな色合いで、ショコラ・カフェベージュ・クリームホワイト・サクラの4色から選べます。キッチンを個性的に演出したり、可愛らしいコンロを求めている方にはおすすめです。

同等機種と外見を比較 – リンナイ マイトーンとノーリツ ファミ

リンナイ マイトーンと同価格帯。機能も似ているノーリツ ファミと、外見を比較してみます。ぱっと見た感じでは、ほとんど違いが分かりません。

点火ボタンやグリルの引き出し部分を見ると、マイトーンがスクエアな形状、ファミは少し丸みがあります。ごとくは、マイトーンの方がワイドなので、大きな鍋を置いた時の安定感は、マイトーンに分があります。

また、細かいですが、点火ボタンに注目しますと、マイトーンとファミでは、いずれのコンロ・グリルの点火ボタンなのかの表示位置に違いがあります。

上位機種と外見を比較 – リンナイ リッセとマイトーン

マイトーンの上位機種であるリンナイ リッセと、外見を比較してみます。尚、リッセについては、『リンナイ「リッセ」−女性らしさを表現したビルトインガスコンロ』の記事も合わせてご覧ください。

マイトーンよりも価格が高いリッセは、点火ボタンが丸つまみタイプです。この丸つまみは、価格の高い機種に多く採用されている形状です。グリル取っ手のデザインですが、リッセは可愛らしく厚みがあります。マイトーンの取っ手はかなりシンプルで、さりげない感じです。マイトーンとリッセのデザインの違いで、最も目立つのは、この点火ボタンとグリル取っ手の形状かと思います。

天板は、リッセがフレームレス、マイトーンにはフレームがあります。ごとくのサイズはリッセが標準で、マイトーンはワイドです。マイトーンの方が後に発売されたので、グレードはリッセよりも劣りますが、最新機種であるマイトーンにワイドごとくが採用されたのかもしれません。

リッセとマイトーンのいずれも、ガラストップ天板で、ショット社のセランガラスを採用しています。どちらもホーローごとくです。ステンレスごとくを搭載しているリンナイの機種は、リッセよりも上のグレードの「デリシア」となります。

ごとくの素材の違いについては、『ガスコンロの五徳(ごとく)はステンレス?ホーロー?』の記事をご覧ください。

マイトーンは機能も充実。万能型の優等生タイプか。

リンナイのビルトインガスコンロの中で、マイトーンは普及価格帯グレードの位置づけとなります。普及価格帯というと、必要最低限の機能しかないように思われるのですが、マイトーンは全体的に機能が充実しています。

Wカンガルー操作部を採用

マイトーンは、左右に操作部があります。左右の点火ボタンの下に、それぞれの操作部があるので、直感的に使えます。ちなみに、ノーリツ ファミの操作部は右側のみで、左側は電池収納部となっています。

Wワイド火力バーナーを搭載。温度調節は6段階。

昔のガスコンロは、左・右のいずれかが高火力バーナーのタイプが主流でしたが、最新のビルトインガスコンロでは、左右いずれも高火力(&トロ火)のバーナーを採用している機種が多いです。マイトーンもWワイド火力バーナーを搭載しています。ただ、リンナイの場合は、一番安価なベーシックグレードの「メタルトップ」でもWワイド火力バーナーを搭載しているため、Wワイド火力バーナーが機種選びの決め手とはなりません。

揚げもの調理をする時に便利な温度調節機能ですが、マイトーンは、左右のバーナーともに、160℃〜210℃を10℃刻みで、6段階設定できます。メタルトップも同じく6段階設定なのですが、右バーナーしか温度調節機能を搭載していません(※メタルトップの一部モデルは、温度調節機能自体が搭載されていません)。ちなみに、マイトーンの上位機種であるリッセは、左右のバーナーともに130℃〜220℃を10℃刻みで、10段階設定できます。

Wワイド火力バーナーを搭載。温度調節は6段階。

昔のガスコンロは、左・右のいずれかが高火力バーナーのタイプが主流でしたが、最新のビルトインガスコンロでは、左右ともに高火力(&トロ火)のバーナーを採用している機種が多いです。マイトーンもWワイド火力バーナーを搭載しています。ただ、リンナイの場合は、一番安価なベーシックグレードの「メタルトップ」もWワイド火力バーナーです。

揚げもの調理をする時に便利な温度調節機能ですが、マイトーンは、左右のバーナーともに、160℃~210℃を10℃刻みで、6段階設定できます。メタルトップも同じく6段階設定なのですが、右バーナーしか温度調節機能を搭載していません(※メタルトップの一部モデルは、温度調節機能自体が搭載されていません)。ちなみに、マイトーンの上位機種であるリッセは、左右のバーナーともに130℃~220℃を10℃刻みで、10段階と細かく温度を設定できます。

コンロタイマーや、自動炊飯・湯沸かしは、左バーナーのみに搭載

コンロタイマーや自動炊飯・湯沸かし機能は、左バーナーのみに搭載(コンロタイマーは後バーナーにも搭載)されています。マイトーンの右バーナーではこれらの機能を使えません。

グリル機能は充実

マイトーンのグリル機能は、比較的充実しています。まず、魚をグリルが自動で焼いてくれるオートグリル機能が搭載されています。このオートグリル機能と、別売のグリルプレートを使えば、トーストを自動で焼くこともできます。トーストの自動調理機能は、上位機種のリッセや、ノーリツ ファミにはないので、トーストをよく食べる方にはおすすめです。

マイトーンはグリルプレートに対応しているため、グリルの調理の幅が広がります。例えば、冷めてしまったとんかつやコロッケなどの惣菜をグリルプレートにのせてメニューを押すだけで、自動で温めることができます。また、ノンフライ唐揚げなどもグリルで調理できます。下位機種のメタルトップはグリルプレートに対応していないので、グリル活用の幅が大きく違います。ノーリツ ファミもグリルプレートには対応しています。ただ、リンナイとノーリツのグリルプレートは名前は同じですが、ほぼ別物となります。詳しくは、『リンナイとノーリツのグリルプレートを比較』の記事をご覧ください。

最新ビルトインガスコンロのグリルの標準機能とも言える、無水両面焼き、グリルタイマーももちろん搭載しています。

上位機種のリッセには、2回連続でオートグリルが使える連続オートグリルや、幅の広いワイドグリル、遠赤外線セラミックバーナーが搭載されています。マイトーンにはない機能なので、これらの機能を使いたい方は、リッセやデリシアがおすすめです。

お手入れ性能は標準的

デリシアやリッセに搭載されている、天板の温度上昇を和らげるヒートオフ、グリルで魚を焼いた時に出る煙や匂いをカットするスモークオフは、リンナイ独自の機能です。この2つの機能は、マイトーンにはついていません。

キャップのない新キャップレスバーナーを搭載しているので、バーナー周りのお手入れはしやすそうです。一方、グリルのお手入れ性能は標準的で、リンナイも特にアピールしていません。

安全性能も、Siセンサーコンロとして標準的

最新の家庭用ガスコンロは、Siセンサー搭載が義務付けられています。各メーカーのカタログには、法律上の基準と、業界で定めた基準の他に、メーカー独自の基準をクリアしていると記載がありますが、どの機種も安全性能についてはあまり差がありません。Siセンサーコンロや安全性については、『ガスコンロのSiセンサー(安全装置)とは?』の記事を合わせてご覧ください。

差が出るのは、感震停止機能と鍋なし検知機能で、この2つの機能は、ハイグレードの機種と、安全性重視の機種にしか搭載されていません。マイトーンにもこの2つの機能はついていないので、さらに高い安全性を求めたい方は、リンナイの機種ですと、ハイグレードのデリシア、安全性重視のユーディア、セイフルあたりがおすすめです。

デリシアについては、『リンナイ最高級ガスコンロ「デリシア(Delicia)』もご覧ください。

まとめ

リンナイ マイトーンは、ヒートオフやスモークオフは搭載されていないものの、全般的に機能が充実しています。セランガラスのガラストップ天板と、パールクリスタル天板の2種類の素材から選べるのも魅力です。点火ボタンのデザインは、上位機種のデリシアやリッセのような丸つまみタイプではなく、従来型の押しボタンとなりますが、従来型のコンロも押しボタン式がほとんどなので、違和感なく使えるのではないでしょうか。価格もお手頃で、デザイン・機能ともにバランスのとれた機種だと思います。

マイトーン以外の機種や、リンナイ ガスコンロの特徴については『リンナイ ビルトインガスコンロの特徴とおすすめ機種』をご覧ください。

また、各メーカーの特徴は『ガスコンロのおすすめメーカーは?』にまとめていますので、こちらも合わせてご覧ください。

ガスコンロを交換する前に >

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