スマートで個性的なタンクレストイレ「サティスS」

世界最小サイズと言われているタンクレストイレ「LIXIL(INAX) サティスS」は、本当にいい商品なのか?極めて個人的な視点でレビューしてみました。メーカーやリフォーム会社とは全く関係の無い立場なので、サティスSのいい所も悪い所も、感じるがままに自由に書いてます。

商品名:サティスS
種類:タンクレストイレ(シャワートイレ一体型便器)
メーカー:LIXIL(INAX)
希望小売価格(税別):277,000円〜
発売日:2013年5月1日

目次

サティスSのデザイン

真正面で低い位置から見ると、逆三角形のボディが美しい

サティスSは、真正面で、しゃがんで低い位置から見たアングルが、最高にカッコイイです。人間の逆三角形の肉体が美しいのと同様、サティスSも逆三角形のフォルムで、特にトイレの床に近い部分はかなり絞りこまれているので、その辺りに美しさを感じます。

TOTOやパナソニックの商品ラインナップには、逆三角形デザインのトイレは無いのですが、LIXIL(INAX)は、このサティスSの他にも、シャワートイレ一体型便器の「アステオ」も、逆三角形の引き締まったデザインとなっています。

この逆三角形が映えるのは、広いスペースのトイレです。トイレ室内が狭かったり、ドアを開けたら正面にトイレがない(横向き)所だと、前面の逆三角形の部分が見えづらく、サティスSの肉体美を堪能できないかもしれません。

上から見ると、溝が目立つ 

上からのアングルですが、便フタと機能部の間にくっきりと、大きめの溝があります。最近のタンクレストイレは、便フタと機能部の境目の溝を極力無くすような一体的デザインが主流なのですが、サティスSにはしっかりと溝があります。

TOTOのウォシュレット一体型便器「GG」に若干近いテイストです。この溝が気になる方は、サティスGがオススメです。

側面のデザインは個性的で、好みが分かれる

側面からのアングルですが、好みが分かれる所です。便器部(陶器)と側面後方のカバー(樹脂)の切れ目がかなり斜めなので、若干チグハグな感じを受けます。正面から見たフォルムが美しいだけに、少し残念です。ただ便器の陶器部分がきれいな平行四辺形の形なので、機能部のデザインや切れ目が気にならない方からすれば、洗練されたデザインに見えるかもしれません。

ちなみに、タンクレストイレの中で、サティスGは、本体側面後方までぐるっと陶器で作られているため、一体感のあるデザインでとても美しいです。また、TOTOのネオレストAH・ネオレストRHや、パナソニックの新型アラウーノ・アラウーノSⅡも、便器部(陶器)と側面後方のカバー(樹脂)の切れ目が、サティスSよりは自然な感じにデザインされていると思います。

世界最小は伊達じゃない

サティスSは、本体奥行が650mmとコンパクトで、タンクレストイレで世界最小と言われています。0.4坪程度の狭いトイレ(ちなみに私の自宅のトイレも0.4坪です)でも、スペースに余裕ができます。

サティスSのカラーラインナップ

サティスSのカラーラインナップは、4色あります。

BW1(ピュアホワイト)、BN8(オフホワイト)、LR8(ピンク)、BB7(ブルーグレー)
※ブルーグレーは受注生産色

各トイレメーカーは、年々カラーラインナップを絞り込んできています。需要が少ない色は、今後も淘汰されていく可能性が高いです。今からトイレを購入するのであれば、標準色のホワイト系をオススメします。

万が一、便器部や機能部が壊れて、新しいものに取替えしなければならない場合に、受注生産色で納期が数週間待ちとなると、それまでの間が不便でなりません。受注生産色はまだマシで、廃盤色となり生産が中止になってしまったら、目も当てられません。便器部がブルーグレーで、機能部が白というパッチワークのようなトイレになってしまう可能性もゼロと言えません。

トイレは、10年・20年単位で長期間使うものです。メーカーの都合で、いつ受注生産色や廃盤色になるか分からないので、強いこだわりがない限りは、順当にホワイト系の色を選んだ方がいいと思います。

サティスSのリモコン

サティスSは、3種類のリモコンから選べます。しかも、いずれのリモコンを選んでも同価格です。リモコンのラインナップの充実度は、TOTOやパナソニックと比較して、LIXIL(INAX)が一歩リードしています。

スタンダードな壁リモコン

スタンダードな壁リモコンです。おしり洗浄などよく使うボタンが大きく、液晶も付いて、操作がしやすいです。四角形を組み合わせたシンプルなデザインで、どのトイレ空間にも合います。流すボタンは小さいですが、上部ではなく前面に付いているので、そのまま押すことができます。操作性や使い勝手を考慮される方は、壁リモコンがオススメです。

スリムで上質感のあるスマートリモコン

オプションで選ぶことのできるスマートリモコンは、横長にスリムで上質感のある、メタル調のリモコンです。表示文字を日本語タイプと、英字タイプのいずれかから選べます。尚、英字タイプのスマートリモコンはかなりオシャレなのですが、副操作部(リモコン裏面)は日本語になってしまうのがちょっと残念です。

このスマートリモコン、見た目は素敵でいいのですが、ボタンが小さめで、操作も若干面倒です。おしり洗浄や流すボタンはリモコン前面にあるので、普段使いは問題ないのですが、節電、便座温度、温水温度、ノズルそうじなどのボタンはリモコンの裏側にあります。そのため、わざわざリモコンをホルダーから外して、裏返してボタンを押す必要があります。また、液晶表示もありません。

操作性を重視するなら壁リモコン、デザイン性や希少性を重視するならスマートリモコン、という所でしょうか。

別売の紙巻器とセットできるインテリアリモコン

オプションで選ぶことのできるインテリアリモコンは、別売のインテリアリモコン対応紙巻器と組み合わせて設置します。スマートリモコンと同様、ボタンは小さめです。液晶表示はありますが、壁リモコンの液晶よりも小さいです。副操作部はリモコンを引き出すと出てきますが、スマートリモコンと同様、若干操作が面倒だと思います。

インテリアリモコンの良さとしては、紙巻器とリモコンをセットして設置できるため、デザインに一体感があり、別々に設置するよりも余分なスペースをとらずに済みます。紙巻器のある位置にリモコンのボタンもあるので、ボタンは小さいものの一連の動作で操作できることもあり、意外と人気のあるリモコンです。

サティスSの清掃性・お手入れ

便器の清潔・清掃機能

LIXIL(INAX)の便器は、陶器で作られています。便器の形に成形した素地をそのまま焼くと、表面が粗く、水も吸収してしまうため、便器として使い物になりません。ガラスの一種である釉薬(ゆうやく・うわぐすり)を表面に吹き付けてから焼成すると、陶器表面が平滑になり、耐水性も増します。釉薬の開発や、施釉(釉薬を吹き付ける)技術は、汚れが付きにくく、落ちやすい便器を作るためには、非常に重要な技術テーマです。

便器の防汚・抗菌技術「LIXIL(INAX)のハイパーキラミック」

サティスSをはじめ、最新のLIXIL(INAX)トイレには、便器表面を平滑にし、抗菌効果もある「ハイパーキラミック」という陶器加工技術が施されています。ハイパーキラミックは、陶器表面の硬度を高め、平滑にし、銀の力で抗菌する技術です。

釉薬表面付近に宝石にも用いられるジルコン鉱物を含ませて表面硬度を高めながら、陶器表面をμm(マイクロメーター:1000分の1mm)単位でほとんど凹凸の無い状態に仕上げています。

ちなみに、TOTOのセフィオンテクトは100万分の1mm単位で平滑なので、平滑度だけを見るとTOTOに分があります。ただ、ハイパーキラミックの特徴として、釉薬に銀イオンを混ぜて焼成することで、衛生陶器の表面を銀で抗菌しています。抗菌性能試験方法の国際規格 ISO22196にもとづいて行われた試験結果などを踏まえ、抗菌性・安全性・適切な表示の3つの基準を満たした製品に表示されるSIAAマークを取得していますので、抗菌性についてはLIXIL(INAX)のハイパーキラミックに軍配が上がります。

便器の水垢を防ぐ「LIXIL(INAX)のプロガード」

こちらもサティスSをはじめ、最新のLIXIL(INAX)トイレには、便器表面の水垢を防ぐ「プロガード」という陶器加工技術が施されています。
※アメージュZ便器、アメージュZシャワートイレは、プロガードが付いていないタイプもありますのでご注意ください。

プロガードは、水垢汚れの原因となる(日本の水道水に多く含まれている)シリカの繁殖を防ぐ特殊なコーティングを施します。LIXIL・INAXの公表値では、効果は約15年です。効果が切れた場合は、プロガードを再加工してくれる「リフレッシュプロガード」という有償のサービスがあります。目に見えるものではなく、効果が切れたかどうかの判断が難しいので、使用年数を目安にされると良いかと思います。

パナソニックのタンクレストイレ「アラウーノ」の有機ガラス系新素材も、水垢をはじく素材と言われています。水垢付着実験の結果がカタログに掲載されていますので、メーカーとしても自信があるのでしょう。

TOTO便器の防汚・抗菌技術「セフィオンテクト」は、セフィオンテクト陶器表面がマイナスに強く帯電しているため、同じく水中でマイナスになる水垢汚れの原因のシリカが付着しにくいとのことです。ただ、カタログでは全く触れられていないため、あまり注目していないのかもしれません。そもそもセフィオンテクトの平滑さはダントツNo1で、100万分の1mm単位で陶器表面がツルツルなので、シリカも付着しにくいような気がします。

シャワートイレ(温水洗浄便座)の清潔・清掃機能

継ぎ目を無くし、便座裏に防汚素材を使った「キレイ便座」

LIXIL(INAX)の「キレイ便座」は、便座の継ぎ目をなくして、継ぎ目に汚れが入り込まないような工夫がされています。サティスSをはじめ、最新のLIXIL(INAX)トイレには、標準的に「キレイ便座」が採用されています。
※シャワートイレ「Kシリーズエクストラ」など、ごく一部の商品には採用されていません。

便座に「継ぎ目がない」のは、当たり前のように思えますが、実はすごいのです。例えば、TOTOの大半のウォシュレット(全商品を確認した訳ではないので)には継ぎ目があります。ショールームなどで実機を見ていただくのが一番良いのですが、この継ぎ目、商品によって溝の大きさも異なります。目立たない所なので、私もずっと溝があることを知らなかったのですが、ある時ショールームで溝を見つけてしまってからは、気になって仕方なくなってしまいました。パナソニックのアラウーノは、溝が無いタイプもありますが、便座の継ぎ目については、やはりLIXIL(INAX)に軍配が上がります。

尚、トイレ業界の王者TOTOが、この溝を放置する訳はない!と信じておりますが、2015年2月に発売された「ネオレスト」の便座にも溝がありました・・・。

便座裏の防汚素材は、最新トイレでは一般的です。LIXIL(INAX)のキレイ便座は便座裏だけですが、TOTOの「クリーン樹脂」は便座の表裏に防汚素材が使われています。便座の防汚素材については、TOTOに軍配が上がります。

ノズルの清潔・清掃機能

女性に嬉しいレディスノズル

サティスSをはじめ、最新のLIXIL(INAX)トイレには、おしり洗浄用ノズルとは別に、女性が使うビデ洗浄用の「レディスノズル」が搭載されています。一つのノズルだと、ビデ洗浄を使いたくても、おしり洗浄の跳ね返りが不衛生かも・・・と気になる方もいるかと思います。レディスノズルであれば、ビデ洗浄の専用ノズルがあるので安心ですね。このレディスノズルは、LIXIL(INAX)の独自機能です。ただし、店舗などの男子トイレに設置する場合は不要な機能です。

ノズル先端が汚れても着脱・交換が可能

こちらもLIXIL(INAX)だけの機能(?)なのですが、おしりノズルとビデノズルの先端を着脱して、新しいノズル先端に交換することができます。長く使えば使うほど、ノズルの汚れは気になるもの。ノズル先端は、「LIXIL PARTS SHOP」で購入できます。シャワートイレの機種によって異なるものの、ノズル先端一本の価格は、500〜700円台(2015年7月時点)です。

ノズルの掃除

おしり洗浄やビデ洗浄の前後にノズルや周辺を自動洗浄する「オートクリーニング」が付いています。また、着座中にリモコンでノズル洗浄する「リモコンノズル洗浄」や、しっかり掃除したい時にリモコンでノズルが伸び出る「ノズル掃除」など、標準的なノズル掃除機能が付いています。

尚、TOTOの「ノズルきれい」のように、長期間使用しなくても、8時間毎にノズルを自動洗浄してくれる機能はありません。また、除菌水ではなく、普通のお湯で洗浄しますので、除菌効果は期待できません。

便器と便座のスキマの掃除

サティスSには、リモコン操作で機能部が真上にあがり、スキマ汚れを掃除できる「電動お掃除リフトアップ」が付いています。TOTOネオレストの「お掃除リフト」と比較すると、サティスSのお掃除リフトアップの方がかなり上に上がり、手を入れて掃除がしやすいです。

サティスSのおしり・ビデ洗浄機能

LIXIL(INAX)トイレのおしり・ビデ洗浄機能は、商品のグレードによって2パターンに分かれます。

機能 パターン1 パターン2
おしり洗浄
パワフル・マイルド

泡ジェット洗浄
おしりマッサージ洗浄
おしりワイド洗浄
おしりワイドS洗浄
ビデ洗浄(泡沫ソフト)
ワイドビデ洗浄
ノズル位置調節

パターン1(上位グレード)とパターン2(標準グレード)の機能の違いは、おしり洗浄方式と、おしりワイドS洗浄の有無です。サティスSは、パターン1となります。

サティスSのグレード展開と機能の違い

サティスSのグレードは、「S5」「S6」「S8A」の3グレードです。数字が大きい程上位で、「S8A」が最上位グレードとなります。
※排水タイプにより、リトイレ(床排水可変)は「SR5」「SR6」「SR8A」、壁排水155タイプは「SM5」「SM6」「SM8A」とグレード名称が若干異なります。

下位グレードなのに機能が充実している「S5」

サティスSの「S5A」は、下位グレードにも関わらず、機能が非常に充実しています。サティスSの中では値段が比較的お手頃(それでも高いですが…)で、コストパフォーマンスの高さで選ぶなら、「S5」がオススメです。S5、S6、S8Aのグレード共通機能は下記の通りです。

  • 自動で便器を洗浄してくれる『フルオート便器洗浄』
  • 温風でおしりを乾かす『温風乾燥』
  • プラズマクラスターで便器を除菌する『鉢内除菌』
  • 便座の放熱を抑えて節電する『省エネ便座』

自動で便器を洗浄してくれる『フルオート便器洗浄』

『フルオート便器洗浄』は、便座から立ち上がると、自動で便器を洗浄してくれる機能です。

  • 便座に10秒以上座り、立ち上がってから約6秒後に自動で便器洗浄します。
  • この6秒は、約2秒、約10秒、約15秒後にも切り替えることができます。
  • 座った時間の長さで、「50秒以上:大洗浄」、「50秒未満:小洗浄」と自動判別されます。50秒未満でも、おしり洗浄やマイルド洗浄を使用した場合は「大洗浄」となります。

尚、「S5」のみ男子小洗浄(便器の前に立った状態で使用し、立ち去ると小洗浄を行う機能)には対応していません。リモコンの「流す小」ボタンを押して洗浄してください。

温風でおしりを乾かす『温風乾燥』

『温風乾燥』は、温風でおしりを乾かす機能です。使ったことのある方も多いのではないでしょうか。

サティスSの温風乾燥は、温度を低、中、高の3段階に調節できます。また、4分後には自動停止するセルフストップ機構付なので、止ボタンを押し忘れて、温風乾燥をつけっぱなしということもなく安心です。温風乾燥は、瞬間的であっても、風を暖めるために電気をかなり使いますので、長時間作動させると、電気代も馬鹿になりません。

温風乾燥は、必要/不要の意見が分かれるものの、使う人にとっては便利でたまらない機能です。個人的には、おしりが乾くまで待っているのが我慢できずに、トイレットペーパーで拭いてしまう、不要派であります。せっかちな人には相性が悪い機能なのかもしれません。

プラズマクラスターで便器を除菌する『鉢内除菌』

『鉢内除菌』は、プラズマクラスターイオンという、プラスとマイナスの2つのイオンがトイレの鉢内(便器内部)に行き渡り、便座の裏や、便器内の浮遊カビ菌や付着菌を除菌する機能です。

プラズマクラスターは、45分動作→15分停止→45分動作→15分停止と、断続運転します。人の入室を検知すると一時的にプラズマクラスターが停止し、退室後(便フタを閉めた後)に断続運転を再開します。尚、イオンの効果を発揮させるために、便フタを閉じた状態にしておく必要があります。

目に見えない機能なので、正直なんともコメントしがたいのですが、プラズマクラスターという知名度抜群の名称が醸し出す安心感・信頼感というのも、商品選びの一つの決め手となり得るのではないでしょうか。

便座の放熱を抑えて節電する『省エネ便座』

便座、便フタに断熱材を内蔵することで、熱を逃さず、保温に必要な電気代を抑えます。

便フタが自動開閉する「S6」

サティスSの「S6」は、「S5」に下記の機能が追加されます。

  • 便フタが自動開閉する『フルオート便座』
  • 便器鉢内と足元をほんのりと照らす『ほのかライト』

フタが自動開閉する『フルオート便座』

飲食店や店舗などでタンクレストイレを使用した際に、トイレに近づくと自動で便フタが開いて、驚いた経験を持つ方もいるのではないでしょうか。個人的には、高級なタンクレストイレは、便フタが自動で開くイメージを(勝手に)持っています。

ただまれに、自動開閉機能が付いていないタンクレストイレに遭遇すると、せっかく高級なタンクレストイレを使えるのに、便フタは手で開けなきゃだめなんだ…と、若干残念に思うことがあります。

同じような思いを持たれた方には、フルオート便座が付いている「S6」がオススメです。ほのかライトも夜中のトイレでは便利ではありますが、「S5」「S6」のいずれにするかの決め手は、「フルオート便座」が必要かどうか、という点にあるかと思います。

便器鉢内と足元をほんのりと照らす『ほのかライト』

トイレに人が入ると、足元と便器鉢内をほのかに照らし、人が便器から離れると自動的に消灯します。ささいな機能に見えますが、実際に使用された方からの評価は意外と高いようです。飲食店などのトイレで、少し暗めの照明と組み合わて雰囲気を出す、というような使い方をされているケースもあります。

贅沢機能と先進的な機能を搭載した「S8A」

サティスSの「S8A」は、「S6」に下記の機能が追加されます。

  • 部屋暖房
  • スマートフォンリモコン
  • リラックスミュージック

トイレ本体から温風が出て室内を暖める『部屋暖房』

『部屋暖房』は、リモコンのボタンを押すと、トイレ本体から温風が吹き出し、トイレ室内を暖める機能です。設定温度は2段階で、「低」は約15℃、「高」は約20℃となります。寒い冬の時期には特に重宝します。ただ、トイレ室内に人感センサー付きのヒーターを設置するなどの代替手段もあります。

スマホがリモコン代わりになる『スマートフォンリモコン』

『スマートフォンリモコン』は、Bluetooth無線技術対応のスマートフォンで、シャワートイレの操作や、トイレの使用料金を確認することができる機能です。スマートフォンに専用アプリ(My SATIS)をインストールする必要があります。確かに話題性はありますが、リモコンがあるのに、わざわざスマホでアプリを立ち上げて操作するメリットがどこにあるのか、正直な所、良く分かりません。大半の方にとっては必要のない機能だと思います。

トイレ本体から音楽が流れる『リラックスミュージック』

『リラックスミュージック』は、トイレ本体下の両側にあるスピーカーから音楽が流れる機能です。着座すると音楽が自動で再生される「オート音楽再生」と着座中にリモコンのスイッチで音楽再生ができる「マニュアル音楽再生」の2種類があります。ただ、スマホやipod、ウォークマンをトイレに持ち込めば、好きな音楽を手軽に聞くことができますので、大半の方にとっては必要のない機能だと思います。

「S8A」と「S6」の価格差は、メーカー希望小売価格ベースで40,000円(税別)です。「S8A」のみに搭載されている上記の機能は、便利機能というよりもむしろ、贅沢機能や先進的な機能となりますので、この価格差を出してでも使ってみたい、という方で無い限りは、「S5」か「S6」グレードのいずれかで検討されると良いのではないでしょうか。

サティスSの仕様、スペック

サティスSの対応排水芯

サティスSは、床排水、壁排水共に、対応排水芯が充実しています。

  • 床排水固定200mm
  • 床排水可変120mm、200〜450mm
  • 壁排水120mm
  • 壁排水155mm

上位機種(といってもデザインが違うだけでほぼ同等機能ですが)のサティスGは、床排水固定200mmタイプしかありません。そのため、特にトイレリフォームにおいては、サティスSの方が設置できる可能性が高いです。

サティスSの本体寸法

サティスSの本体寸法は、LIXIL(INAX)が。世界最小のタンクレストイレとアピールしているように、奥行650mmとかなりコンパクトです。ただし、壁排水120mmタイプは670mm、壁排水155mmタイプは745mmと標準的な奥行となりますので、ご注意下さい。幅や高さは、タンクレストイレとしては標準的なサイズです。

本体寸法(幅×奥行×高さ)
415mm×650mm×555mm
※奥行は、本体の長さとなります(前出寸法ではありません)。
※壁排水120mmタイプの奥行は670mm、壁排水155mmタイプの奥行は745mmとなります。
※お掃除リフトアップまたは便フタ開時の高さは、1000mmとなります。

サティスSの洗浄水量

サティスSの洗浄水量は、対応排水芯のタイプにより異なります。

対応排水芯のタイプ 洗浄水量
床排水固定200mm ECO4(大4L、小3.3L)
ECO5(大5L、小3.8L)
床排水可変120、200〜450mm ECO5(大5L、小3.8L)
壁排水120mm ECO5(大5L、小3.8L)
壁排水155mm ECO6(大6L、小5L)

サティスSの電気代の目安

サティスSの年間消費電力量は、89kWh/年(節電機能切時:115kWh/年)です。タンクレストイレの中では平均的な節電性能ですが、ウォシュレット一体型トイレと比較すると、タンクレストイレは節電性能が優れていますので、電気代は安くなります。

サティスSの必要最低水圧

水を溜めるタンクが無く、水道直結式で洗浄するタンクレストイレは、設置箇所の水圧が弱いと、便器ボウル面の洗浄能力が低下します。また、シャワートイレのおしり洗浄・ビデ洗浄の水勢も弱くなります。

サティスSは、床排水固定200mm・ECO4タイプに限り、比較的水圧の低い環にも対応しています。それ以外のタイプも「低流動圧対応ブースター」というオプションを付けることで、比較的水圧の低い環境に対応します。低流動圧対応ブースターの価格は35,000円(税別)です。

タイプ 必要最低水圧(流動時)
床排水固定200mm・ECO4 0.05MPa(13L/分以上)
上記以外(ブースターなし) 0.07MPa(17L/分以上)
上記以外(ブースター付) 0.05MPa(13L/分以上)

サティスSの価格

サティスSのメーカー希望小売価格(2015年7月時点)

グレード 希望小売価格(税別)
S5 242,000円〜
S6 282,000円〜
S8A 334,000円〜

サティスSの実勢価格(2015年7月時点)

「サティスS グレードS5 床排水200mm ECO5 ブースターなし 色品番:BW1(ピュアホワイト)」で、ネット通販各社の実勢価格(2015年7月時点)を調べてみました。品番:D-S515S(GBC-S11S+DV-S515)、希望小売価格:242,000円(税別)。

社名 商品販売価格 割引率
A社 123,450円 48%OFF
B社 133,100円 45%OFF
C社 140,360円 42%OFF
D社 145,200円 40%OFF
E社 145,200円 40%OFF

サティスSのの実勢価格は常に変動しますが、ネットで商品のみを購入する場合、40〜45%OFFを目安に探すとよいと思います。商品販売がメインのネット通販各社は総じて割引率が高く、工事まで対応してくれるリフォーム会社や水道工務店は割引率が低くなる傾向にあります。上記は、ネット通販各社の実勢価格となります。

サティスSの口コミ・評判

サティスSの口コミ・評判の情報をまとめてみました。

デザインが良い

サティスSのデザインについて、「すっきりしている」、「モダン」、「存在感がある」、「シャープ」、「エッジがきいている」というような口コミがありました。

洗浄音が少し大きい

「他社のタンクレストイレと比較すると、若干洗浄音が大きいのでは?」という口コミがありました。

ブースターがあるので安心

「水圧の低い所でも、後付けで低流動圧対応ブースターを付けることができるので、万が一でも安心」、「ブースターを外付けではなく本体に内蔵できるので、見た目もよい」という口コミがありました。これは、ユーザーではなく、新築物件を手がける建築家の方の口コミのようでした。

まとめ

世界最小のタンクレストイレと言われているサティスSは、奥行きがコンパクトで、対応排水芯も幅広く、低流動圧対応ブースターの後付けも可能なため、上位機種のサティスGと比較すると、より幅広い場所に設置することができ、新築だけでなくリフォームにも適した機種です。

タンクレストイレの中では、デザインが個性的なため、ここで好みが分かれるような気がします。自宅だけでなく、店舗や美容院のトイレに設置するのもアリですね(個人的には、少し雰囲気の良い飲食店では、サティスSを見かけることが多いです)。

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