パナソニックの新型アラウーノを総合的に評価してみた

 パナソニックの全自動おそうじタンクレストイレ「新型アラウーノ」は、同社の商品ラインナップにおけるハイグレード機種です。

軽くて水アカに強い「有機ガラス系新素材」、可動式排水トラップ「ターントラップ方式」、台所用洗剤の泡で汚れを落とす「激落ちバブル」、小便汚れを防ぐ「トリプル汚れガード」など、トイレメーカーの常識をくつがえす、パナソニック独自の機能・技術が満載されています。

また、TOTOやLIXIL(INAX)の同グレードのタンクレストイレと比較しても、かなりお値打ちな価格設定となっています。

良いところ尽くめの「新型アラウーノ」ですが、死角はないのでしょうか?

そこで、パナソニックの全自動おそうじタンクレストイレ「新型アラウーノ」のおすすめポイント、気になる点、実勢価格、口コミ・評判など、総合的に評価してみました。

新型アラウーノ

商品名 全自動おそうじトイレ 新型アラウーノ
種類 タンクレストイレ(温水洗浄便座一体型)
メーカー パナソニック
希望小売価格(税別) 275,000円〜
発売日 2014年6月2日

新型アラウーノの位置づけ

パナソニックのタンクレストイレ「アラウーノシリーズ」の中で、新型アラウーノはハイグレードの位置付けとなります。

グレード 商品名 希望小売価格(税別)
ハイグレード 新型アラウーノ 275,000円〜
ミドルグレード アラウーノSⅡ 196,000円〜
ベーシックグレード アラウーノV 118,000円〜

新型アラウーノには、3つのグレードが設定されています。タイプ1が最上位グレードとなります。

グレード 希望小売価格(税別) 機能の違い
タイプ1 335,000円〜 タイプ2に、温風乾燥、ナノイー、LED照明が付きます
タイプ2 300,000円〜 タイプ3に、速暖便座が付きます
タイプ3 275,000円〜  

個人的な見解となりますが、新型アラウーノは、タンクレストイレの王者「TOTOネオレスト」に真っ向から勝負を仕掛けてシェアを奪うために、パナソニックが投入した、戦略的商品だと考えています。新型アラウーノの機能や価格設定から、ネオレストへの対抗意識を、随所に感じます。

例えば、タイプ1だけでなく、タイプ2にも設定されている「速暖便座」です。これは、ネオレストの最上位機種「ネオレストAH2W、RH2W」の瞬間暖房便座とほぼ同等の機能です。ネオレストAH2W、RH2Wの価格は379,000円~(税別)となりますので、定価ベースで、新型アラウーノタイプ2の方が、約8万円安くなります。

タイプ2は温風乾燥機能など一部機能が付いていないので、ネオレストAH2W、RH2Wと同等とはいえないのですが、温風乾燥やナノイーが付いた新型アラウーノ タイプ1の価格も335,000円~と、こちらも約4万円安くなります。TOTOネオレストをかなり研究して、グレードや価格設定を行っているのではないかと考えます。

新型アラウーノの本体外観

上から見ると、もはやトイレというよりも、家電製品に近いデザインです。白と黒のコントラストがスタイリッシュで、エコナビやナノイーのランプ(タイプによって異なります)にメカ的なニオイも感じられるので、個人的に好きなデザインです。

トイレは比較的丸みを帯びたデザインの商品が多いのですが、新型アラウーノは、どちらかと言えば直線的なデザインです。いい意味で、トイレっぽくありません。ちなみに、便フタを見ると、新幹線のノーズを思い浮かべてしまいます。

新型アラウーノのカラーラインナップ

新型アラウーノの本体色はホワイトのみとなります。便ふたトップカバーのカラーは4色(ホワイト、パールピンク、マットホワイト、マットブラック)から選べます。

新型アラウーノのリモコン

リモコンはかなりシンプルです。見た目のカッコよさよりも、実用性を優先したのかもしれません。個人的な感想ですが、デザインだけであれば、TOTOやLIXIL(INAX)のリモコンの方が、カッコイイと思います。

それでは実用性について見てみましょう。新型アラウーノのリモコンは、ボタンを押し間違えないようにとの配慮か、各ボタンをかなり大きくしています。また、大洗浄と小洗浄のボタンの大きさが違うのですが、これは恐らく、大きさを変えることで、「大きいボタンは大洗浄、小さいボタンは小洗浄」と感覚的に覚えやすいように工夫しているのだと思います。

大小洗浄ボタンがリモコン前面に付いているのも、アラウーノならではです。TOTOやLIXIL(INAX)の場合、大小洗浄ボタンはリモコン上方に付いていて、しかも小さいので、特にお子さんや高齢者のいる家庭では新型アラウーノのリモコンの方が、使い勝手がいいような気がします。

一方で、細かな設定をする場合は、ちょっと使いづらいかもしれません。TOTOやLIXIL(INAX)と違って、新型アラウーノのリモコンにはLED液晶が無いので、ボタンと音で判断するしかありません。

ちなみに、ブラックのリモコンもあります。好みが分かれる所ですが、黒好きにはたまりません。便ふたトップカバーをマットブラックにして、黒でシックな空間を演出するのも、個性的でいいかもしれませんね。

新型アラウーノの便座

少しぼってりとした印象の便座です。座面が広いので、しっかりと座ることができます。個人的には安定感があって好きなのですが、便座の穴が少しだけ大きい(大きく感じる)ので、小さなお子さんが補助便座なしで使う時に落ちてはまらないかなと、ちょっとだけ心配になります。機会があれば、自分の子供に試し座りさせたいと思います。

新型アラウーノの水たまり面

新型アラウーノの水たまり面(標準水位)は、他社の機種と比べると高めです。掃除をする時は、リモコンの「便器水位」ボタンを押すと、約3cm水位を下げることができます。

新型アラウーノの洗浄ノズル

パナソニック独自のステンレス製のノズルです。ノズルは1本なのですが、ノズルの内部で、おしり用とビデ用でお湯の出るルートが別々に分かれています。

新型アラウーノのおすすめポイント

他社の主力タンクレストイレと比較すると、価格設定が安い!

たかがトイレ、されどトイレ。タンクレストイレはデザイン性に優れ、機能も充実している分、主力商品の価格設定は30万円台と、かなり高めです。

「どうしてもタンクレストイレにしたいけれども、価格は安くあげたい。でもせっかくのリフォームだから、価格を下げるために、デザイン性や機能を落とすのも嫌だ」というワガママな方には、新型アラウーノはぴったりです。各社の主力タンクレストイレと、価格を比べてみましょう。

メーカー 商品名・グレード 希望小売価格(税別)
TOTO ネオレストAH1 334,000円〜
LIXIL(INAX) サティスS6 317,000円〜
パナソニック 新型アラウーノタイプ3 275,000円〜

各社の代表的なタンクレストイレと比べると、新型アラウーノの価格の安さが際立っています。定価ベースですが、TOTOネオレストAH1とは約6万円、LIXIL(INAX)サティスS6とは約4万円の差があります。

さらに安い20万円前後の価格帯のタンクレストイレとして、パナソニックのアラウーノSⅡ、LIXIL(INAX)のサティスEタイプがあります。価格が更に安い分、主力のタンクレストイレと比べると、質感や機能、性能で劣る部分も出てきます。ただ、新型アラウーノにしたいが、どうしても予算が足りない、という方は、ほとんど同じデザインのアラウーノSⅡを検討するのも一手かと思います。

小便汚れを防ぐ、パナソニック独自の「トリプル汚れガード」

「トリプル汚れガード」は、「ハネガード」、「タレガード」、「モレガード」の3つのガードで、用を足した時の小便のハネ、タレ、モレを防ぐ、パナソニックの独自機能です。「ハネガード」は立ち小便、「モレガード」は座り小便、「タレガード」は立ちと座りの両方を想定した機能となります。

トリプル汚れガードの詳細については、『アラウーノ独自のトリプル汚れガードを評価してみた』をご覧ください。

他社にはない「スキマレス設計」で、お手入れがかなり便利!

パナソニックのアラウーノシリーズ共通の特徴として、有機ガラス系新素材を使っていますが、その最大のメリットの一つとして、「スキマレス設計」が挙げられます。パナソニック独自の特殊樹脂の有機ガラス系新素材は、自由に設計・製造できるため、便器と便座を一体的に、ほとんどスキマなく設計できています。ほこりが溜まる場所が少なく、また、TOTOやLIXIL(INAX)のタンクレストイレのように、便座をわざわざリフトアップしてスキマを掃除する必要もありません。

本体は凹凸やスキマが少なめです。

便器と便座の間のスキマもほとんどありません。

便器も、洗剤の泡で全自動洗浄!流すたびにキレイになる「激落ちバブル」

新型アラウーノの中で個人的に一番好きな機能が、この「激落ちバブル」。便器を水で流すときに、洗剤の泡を混ぜて一緒にトイレ掃除までしちゃおう、という機能です。しかも台所用の中性洗剤を使えるので、わざわざ専用洗剤を購入する必要もありません。

実際に見てみると分かりますが、洗剤の小さな泡が便器内をぐるりと流れていくのを見ると、多分きれいになってるんだろうなー、と感じます。『視覚できれいを感じる』という点が、無臭透明なTOTOのきれい除菌水と比べた時の「激落ちバブル」の特徴であり、個性ではないでしょうか。

激落ちバブルの泡は、大きな泡(5mm)と、小さな泡(60μm)の2種類あります。大きな泡は、水流によって空気を吸い込ませて発生させる泡で、洗剤は使いません。この大きな泡は。お風呂のバブル洗浄の技術をヒントに開発されたとのことです。また、大きな泡だけでは小さな汚れが取れないため、別途、洗剤で小さな泡を発生させて、2つの泡で汚れを落とします。

激落ちバブルの詳細については『泡の力でトイレがきれいに?アラウーノの激落ちバブルの口コミ』をご覧ください。なお、使用可能な台所用洗剤には意外と制約があります。詳しくは『アラウーノにおすすめの洗剤は?』をご覧ください。

あったか速断便座で省エネ(タイプ1、2のみ)

新型アラウーノのタイプ1、タイプ2には、あったか速断便座が搭載されています。トイレを使っていない時は便座の温度を約24℃でコントロールし、人がトイレに入ると、人体検知センサーが検知して、約6秒で、便座を約28℃まで温めます。

パナソニックは、この「人体検知センサー」と、「室温センサー」、「着座センサー」の3つのセンサーを活用した省エネ機能を、エコナビ(ECONAVI)搭載のアラウーノと呼んでいます。新型アラウーノのエコナビについて、詳しくは『新型アラウーノのエコナビ(ECONAVI)を評価してみた』をご覧ください。

自動でナノイーを放出し、トイレ室内のニオイを脱臭(タイプ1のみ)

新型アラウーノのタイプ1には、ナノイー機能が搭載されています。人体感知センサーが人の退室を感知し、退室から約4分後より、自動的に約10分間(1日あたり最大30分まで)「ナノイー」を放出してくれます。

パナソニックによると、ナノイーは水に包まれた微粒子イオンで、ナノイーがにおい分子にぶつかると反応・分解し、においを抑える働きをしてくれるそうです。

実際にどの程度の効果があるのか、疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。パナソニックによる実験を見たことがあるのですが、直径20~30cmほどの透明な四角い箱に、ナノイーを発生する機械を付けて作動させると、中に置いているコーヒー豆の香りがほとんど無くなりました。ただ、トイレ室内は広いので、少し効果は薄まるかもしれませんね。

別売りのアームレストを付ければ、立ち上がりがラクに

パナソニックの新型アラウーノは、別売の専用アームレスト(肘掛け)をトイレ本体に取り付けることができます。トイレ本体にアームレストを取り付けできるのは業界でもアラウーノだけで、個人的にかなり注目しているオプションです。トイレで用を足した後に、立ち上がるのが辛いと感じる方は、『アラウーノのアームレストを評価してみた』をご覧になってみてください。

新型アラウーノは、低水圧に対応

タンクレストイレは水道直結式のため、低水圧に対応していないと、水圧の弱い場所(例.戸建の2階や、集合住宅の高層階など)に設置できない場合があります。新型アラウーノは、必要最低水圧0.05MPa(流動時)と、低水圧対応のタンクレストイレなので、設置可能な範囲が広がります。

尚、古い住宅などで給水管が破損したり詰まっている場合など、元の水圧が高くても、トイレの給水圧力が必要最低水圧を満たさない場合もあります。低水圧対応のタンクレストイレでも、水圧が足りないと、流れにくくなったり、詰まったりする可能性がありますのでご注意ください。

新型アラウーノは、停電時でも、停電排水ボタンで排水が可能

停電は頻繁にあることではありませんが、いざ停電となると、かなり困ってしまいます。タンクレストイレは、水を流す際に電気を使うため、停電になるとリモコンのボタンでは洗浄ができなくなります。

LIXIL(INAX)のようにバケツの水で洗い流したり、アラウーノSⅡやアラウーノVのようにハンドルを回して排水するなど手作業による排水がほとんどなのですが、新型アラウーノの場合、9V角形アルカリ乾電池があれば、停電排水ボタンを押すだけで排水が可能です。備えあれば憂いなし。タンクレストイレを選ぶ際には、停電時の操作方法も予め確認されるとよいかと思います。

新型アラウーノの停電対応については、『タンクレストイレは買いか!?メリット・デメリットを比較』をご覧ください。

新型アラウーノのちょっと気になる点

有機ガラス系新素材は、水アカに強いが、お手入れには注意!

親水性の陶器と違って、新型アラウーノに採用されている撥水性の有機ガラス系新素材は、汚れを含んだ水滴ごとはじくため、水アカが表面に固着しにくいと言われています。

一方で、日々の掃除・お手入れには注意が必要です。取扱説明書でも、表面の傷や故障の原因になるため、ナイロンブラシや、酸性・アルカリ性洗剤の使用は禁止されています。

取扱説明書を読んだ上で、パナソニックが推奨するPP製トイレブラシと中性洗剤(いずれも研磨剤はなし)を使うようにしてください。せっかくの有機ガラス系新素材も、傷がついてしまうと防汚効果が台無しになります。

陶器と比べると、素材の質感が気になることも

新型アラウーノは、有機ガラス系新素材という特殊な樹脂で作られています。樹脂というとプラスチックの質感をイメージされるかもしれませんが、水族館の水槽や航空機の窓にも使用される強い素材です。陶器と比較すると、やはり質感は若干劣りますが、私はそれほど気になりません。

軽く、割れにくいという陶器にはないメリットも踏まえると、バランスのとれた良い素材だと個人的には思います。新型アラウーノの口コミや評判では、有機ガラス系新素材については賛否両論で、「陶器と変わらない質感」という意見もあれば、「やはりプラスチックに近い質感」という意見もあります。新型アラウーノを検討される場合は、必ずパナソニックのショールームで実物を見て、触って、確かめてみることをオススメします。

フチ裏がない「ひとふき形状」だが、実際にはフチ裏があるので、手入れはそこまでラクにならない。

これはパナソニック以外のメーカーにも言えるのですが、最新トイレはほぼ全て「フチ裏がないから、お手入れが簡単」と各メーカーはアピールしているのですが、実際にはフチ裏はありますので、ご注意ください。昔のトイレは、フチ裏に小さな穴がたくさん空いていて、そこから水が出てきて便器を洗浄するのですが(このタイプのトイレをお使いの方はまだ多いと思います)、各メーカーが言っている「フチ裏がない」は、「フチ裏の洗浄水の穴がない」ということです。メーカーのショールームで実機を触っていただくと分かりますが、フチ裏はありますので、見えない部分を拭いて汚れを落とす必要があります。

尚、完全にフチ裏のないトイレは、LIXIL(INAX)の「アメージュZフチレスタイプ」、ジャニス工業の「マイティクリン」「スマートクリン」「ココクリン」があります。

水たまり面の水位が高めなので、跳ね返りが少し心配

新型アラウーノは水たまり面の水位が高めです。パナソニックのショールームのトイレに設置されている新型アラウーノを実際に使ったことがあるのですが、泡がなかったこともあり、跳ね返りがないか、少し心配になりました(実際に跳ね返ってきた訳ではありませんが…)。

口コミでも、便座への跳ね返りがあるので、定期的に便座を掃除する必要がある、という声が一部ありました。

トリプル汚れガードによって、便器の外には汚れが飛び散りにくい設計になっているとはいえ、水たまり面の水位の高さは、人によっては気になるのではないでしょうか。念のため、パナソニックのショールームで事前に実機を確認されるとよいかと思います。

新型アラウーノの温水洗浄便座機能

温水の供給方式

新型アラウーノの温水洗浄便座は、瞬間式です。

おしり洗浄・ビデ洗浄機能

新型アラウーノのおしり洗浄・ビデ洗浄機能は、全タイプ共通です。

洗浄強さの調整

おしり洗浄、ビデ洗浄ともに、洗浄強さは5段階の調整ができます。さらにおしり洗浄の場合、洗浄強さ1(最も弱い)の時にリモコンの「弱」を押すと「やわらか洗浄」、洗浄強さ5(最も強い)の時にリモコンの「強」を押すと「リズム洗浄」になります。パナソニックによると、下痢の時はやわらか洗浄、便秘の時はリズム洗浄がおすすめとのことです。

尚、洗浄の強さは、おしり・ビデともに、約0.3L~0.5L/分の間での調整となります。他の機種と比較すると、水流はやや弱めで、水流の調整の幅も狭いという特徴があります。微妙なさじ加減で細かく設定できる、というイメージでしょうか。

温水温度の調整

おしり洗浄、ビデ洗浄ともに、温水温度は、5段階調整となります。

タイプ1、2は、切、eco(約30℃)、低(約32℃)、中(約36℃)、高(約38℃)の5段階。タイプ3は切、eco(約30℃)、低(約34℃)、中(約36℃)、高(約40℃)の5段階です。

ちなみに、タイプ3は、あったか速暖便座が付いておらず、温め方が違うため、温度が異なるとのことです。またトイレ未使用時にも、常時設定温度に保たれます。

一方、タイプ1、2は、あったか即暖便座が付いているため、設定が「eco」「低」「中」「高」のいずれかで、トイレ未使用時には、約24℃でコントロールしてくれます。そのため、省エネで、電気代も少なくて済みます。

ノズル洗浄位置の調整

おしり洗浄、ビデ洗浄ともに、前後5段階に、ノズル位置の調整ができます。

ムーブ機能

タイプ1の場合は「おしり洗浄」または「ビデ洗浄」のボタンを2回、タイプ2,3の場合はおしり洗浄中またはビデ洗浄中に「ノズルムーブ」ボタンを押すと、ノズルが自動で前後に動き、広い範囲を洗浄してくれます。

ノズル洗浄機能

ノズル使用前

便座に座ると、水道水でノズルを自動洗浄します。

ノズル使用後

おしり洗浄後に、水道水でノズルを自動洗浄します。

ノズル未使用時

便座に座らずに、リモコンの「ノズル除菌」ボタンを押すと、ノズルの除菌クリーニングが始まります。約40℃のお湯で約1分間ノズルを洗浄してくれます。除菌クリーニングは、週1回を目安に行うことをパナソニックは推奨しています。

汚れが気になる場合は、歯ブラシなどで汚れを落とします。リモコンの「手動ノズル洗浄」ボタンを1回押すと、ノズルが出てきます。この時はおしり洗浄水穴が見えますので、ノズルの表裏を掃除します。再度「手動ノズル洗浄」ボタンを、一度ノズルが戻り、再度ノズルが出てきます。今度はビデ洗浄水穴が見えますので、掃除します。最後にもう一度「手動ノズル洗浄」ボタンを押すと、ノズルが戻り、ノズル洗浄が終了します。

新型アラウーノの仕様、スペック

新型アラウーノのグレード展開

グレードは3種類です。タイプ1が最上位グレードとなります。
 タイプ1(品番:XCH1301系)
 タイプ2(品番:XCH1302系)
 タイプ3(品番:XCH1303系)

新型アラウーノのカラーラインナップ

便ふたトップカバーのカラーを4色から選べます。
 ホワイト(色品番:WS)
 パールピンク(色品番:NP)※受注生産色
 マットホワイト(色品番:AS)※受注生産色
 マットブラック(色品番:AB)※受注生産色
パールピンク、マットホワイト、マットブラックは受注生産色となります。

新型アラウーノの対応排水芯

床排水

床排水120mm、200mm、305~470mmに対応しています。

床排水470mmを超える排水芯に対応していないため、昔の530mm、540mmなどの便器から交換する場合は、60~70mm程度前に出して設置する必要があります。

壁排水

壁排水120mm、155mmに対応しています。

壁排水155mmで設置する場合、新型アラウーノ本体の下に台輪(CH140Z)を設置し、本体の高さをかさ上げします。そのため、便座の高さも35mmほど高くなります。

新型アラウーノの本体寸法

新型アラウーノの本体寸法は、次の通りです。

本体寸法(幅×奥行×高さ)
383mm×700mm×536mm
619mm×700mm×667mm(アームレスト取付時)
※奥行は、本体の長さとなります(前出寸法ではありません)。

新型アラウーノの停電対応

新型アラウーノの停電対応については『タンクレストイレのアラウーノは停電時でも使えるのか?』をご覧ください。

新型アラウーノの洗浄水量と水道代の目安

新型アラウーノの洗浄水量は、大洗浄約4.8L、小洗浄約3.6L(※)です。
※ハネガードを使用する時は、小洗浄約3.6L+ハネガード約0.9L=約4.5Lの水が必要となります。
新型アラウーノの水道代の目安については『●●●』をご覧ください。

新型アラウーノの電気代の目安

新型アラウーノの電気代の目安については『●●●』をご覧ください。

新型アラウーノの必要水圧

新型アラウーノは低水圧に対応しており、最低必要水圧は、流動時で0.05MPaとなります。尚、水圧が0.1MPa以下では、おしり・ビデ洗浄の洗浄水量が少なくなる場合があります。詳細は、『タンクレストイレは買いか!?メリット・デメリットを比較』をご覧ください。

新型アラウーノの実勢価格

新型アラウーノのメーカー希望小売価格

パナソニックの新型アラウーノは、TOTOやLIXIL(INAX)の主力タンクレストイレと比べると、比較的安い価格設定となっています。

新型アラウーノ(タイプ1)

タイプ 品番 対応排水芯/高さ 希望小売価格(税別)
床排水固定  XCH1301WS 床排水120mm、200mm 335,000円
床排水可変  XCH1301RWS 床排水305〜470mm 345,000円
壁排水120mm  XCH1301PWS 壁排水120mm 355,000円
壁排水155mm  XCH1301ZWS 壁排水155mm 365,000円

新型アラウーノ(タイプ2)

タイプ 品番 対応排水芯/高さ 希望小売価格(税別)
床排水固定  XCH1302WS 床排水120mm、200mm 300,000円
床排水可変  XCH1302RWS 床排水305〜470mm 310,000円
壁排水120mm  XCH1302PWS 壁排水120mm 320,000円
壁排水155mm  XCH1302ZWS 壁排水155mm 330,000円

新型アラウーノ(タイプ3)

タイプ 品番 対応排水芯/高さ 希望小売価格(税別)
床排水固定  XCH1303WS 床排水120mm、200mm 275,000円
床排水可変  XCH1303RWS 床排水305〜470mm 285,000円
壁排水120mm  XCH1303PWS 壁排水120mm 295,000円
壁排水155mm  XCH1303ZWS 壁排水155mm 305,000円

※上記は、組み合わせ品番となります。配管セットや、壁排水155mmタイプで使用する台輪も含まれています。
※便ふたトップカバー色が、パールピンク、マットホワイト、マットブラックの受注生産色の場合、上記に+10,000円(税別)となります。

新型アラウーノの実勢価格

「新型アラウーノ タイプ3 床排水固定」で、ネット通販各社の実勢価格(2015年6月時点)を調べてみました。品番:XCH1303WS、希望小売価格:275,000円(税別)。

社名 商品販売価格 割引率
A社 130,600円 56%OFF(在庫特価品)
B社 146,500円 50%OFF
C社 152,000円 49%OFF
D社 163,350円 45%OFF
E社 178,200円 40%OFF

新型アラウーノの販売価格は、各社かなりバラツキがあります。商品販売がメインのネット通販各社は総じて割引率が高く、工事まで対応してくれるリフォーム会社や水道工務店は割引率が低くなる傾向にあります。上記は、ネット通販各社の実勢価格となります。

新型アラウーノの口コミ・評判

インターネットの掲示板では、新型アラウーノに対する口コミ・評判がいくつかあります。

口コミ1:水たまり面の水位が高いので、小便などが跳ね返って便座の裏が汚れる

この口コミは結構多く見かけます。実際に私も、パナソニックのショールームのトイレで使ってみて、水位が高いなと感じました。新型アラウーノの便座は抗菌加工がされていないようなので(取扱説明書やメーカーカタログに記載なし)、口コミの通り、便座の裏に跳ね返るとすれば、清掃が少し面倒かもしれません。ショールームで実機を確認されるとよいかと思います。

口コミ2:激落ちバブルで、洗剤が汚れを洗い流してくれるので、掃除の頻度が減った

一般的にいい口コミというのは、中々無いので、これは本当なのかもしれません。ただ、パナソニックの実験では、3ヶ月使用した後にブラシで掃除すれば、水アカは測定不能というデータがありますが、「実際は1ヶ月に1度くらいは掃除した方がいいと思う」というような声もありました。1ヶ月に1度でも、かなりラクだと思います。

口コミ3:あまり使わないでいたら、黒ずみが出てきた。

水アカに強い有機ガラス系新素材でも、使わない期間が長く、水を流さないでいると、さすがに菌や水アカが増殖し、黒ずみが出てきます。これはどのトイレでもそうなので、普段使わないトイレでも定期的に水を流すようにしてください。激落ちバブルを搭載する新型アラウーノであれば、洗浄のタイミングで、洗剤の泡でキレイに汚れを落としてくれるので、他のトイレよりも掃除はラクだと思います。

口コミ4:新型アラウーノのターントラップ方式は、モーターの不具合などで故障しないか心配。

新型アラウーノだけでなく、アラウーノSⅡ、アラウーノVにも採用されているターントラップ方式については、『アラウーノのターントラップ方式の評判は!?』をご覧ください。

まとめ

パナソニックの新型アラウーノは、コストパフォーマンスの高いタンクレストイレを求められているお客様にオススメです。価格も比較的リーズナブルで、低水圧に対応し、デザイン・機能・性能のバランスがとれた、万能型のタンクレストイレです。少し予算が届かない、という方には、一つ下のモデル「アラウーノSⅡ」もオススメです。

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