食洗機のしくみ

食洗機(食器洗い乾燥機)は、食べた後の食器や調理器具を、自動で洗ってくれる便利な機械です。昔はぜいたく品のイメージがありましたが、最近では、新築戸建て・マンションでも標準で食洗機が設置されていることも多く、身近な存在になってきた感じもあります。

食洗機の機能

食洗機の代表的な機能は、「洗浄機能」「すすぎ機能」「乾燥機能」です。洗って、すすいで、乾燥する、という機能だけを見ると、洗濯機と似ています。

洗浄機能

食べ終わって汚れた食器や調理器具を食洗機の中に入れて、スタートボタンを押すと、洗浄がはじまります。

食洗機本体に接続されている給水ホースから、食洗機の中に水が流れてきて、洗浄槽に溜まります。洗浄水をヒーターで加熱し、そのお湯を洗浄ノズルからスプレー噴射し、食器や調理器具に直接当てて、水流(湯流)の勢いで汚れを落とします。

お湯の温度は、標準モードだと大体60℃前後ですが、節電(低温)モードがついている機種もあります。節電(低温)モードを使うと、30℃〜35℃のお湯を使うので、耐熱温度の低いプラスチック容器も洗うことができます。

ただ、食洗機の温度と洗浄力の関係からも、手洗いでは難しい高温のお湯で食器を洗えることが、食洗機のメリットの一つと言えます。そのため、低温モードよりも標準運転の方がおすすめではあります。

すすぎ機能

洗浄が終わると、すすぎがはじまります。

水で数回すすいだ後、最後に1回、ヒーターで加熱した温水ですすぎます(加熱すすぎ)。すすぎの回数は、機種やコースによって若干変わりますが、加熱すすぎを含めて、2~5回程度となります。

乾燥機能

最後の加熱すすぎで温まった食器や調理器具に、ヒーターで加熱した温風をあてて、乾燥させます。

「洗浄→すすぎ→乾燥」。やはり洗濯機と機能が似ています。

食洗機の構造

ビルトイン食洗機を例に、写真をまじえて、かんたんにご紹介します。

食洗機は、電気で動く機械です。システムキッチンに組み込まれているビルトイン食洗機の場合、電源コンセントが見えませんが、実際には奥にコンセントがあり、食洗機とつながっています。パナソニックの食洗機リンナイの食洗機のいずれも、AC100Vです。

また、食洗機は食器を水(湯)で洗うので、キッチンの給水管(給湯管)と接続しています。そして、食器を洗って汚れた水(お湯)を排水するために、キッチンの排水管とも接続しています。こちらも同じくビルトイン食洗機の場合は、接続部分は見えません。

ビルトイン食洗機のしくみ(前面からみた場合)

こちらは10年以上前に生産された古い機種で、操作部が本体の前面についています。最近の機種は、操作部が本体の上面についているものが多いです。

前面にある排気口ですが、洗浄・すすぎの後の乾燥のときに、温風がこの排気口から出てきます。この温風は、意外と熱いです。80cm前後の高さで温風が出てきますので、立ち始めた赤ん坊から幼児までの年齢のお子さんがいる場合は、少し注意が必要です。

食洗機の本体内部には、上カゴと下カゴがあります。一般的には、上カゴに「グラスやコップ」を、下カゴに「食器や調理器具」を入れますが、実際には、機種によって上カゴ・下カゴの形状が異なり、ご家庭によって持っている食器の大きさ・形も異なりますので、置きやすい所に置く、ということになります。上カゴを跳ね上げたり取り外してスペースを空けて、大きな鍋を入れる、という使い方をすることもあります。

食洗機のカゴは、使い勝手や利便性を左右します。

ビルトイン食洗機のしくみ(本体内部)

食洗機の本体内部です。先の写真では写っていなかった「小物カゴ」が見えます。この小物カゴには「箸、フォーク、スプーン」を入れることが多いです。食洗機のサイズにもよりますが、長い菜箸などは入りません。

ビルトイン食洗機のしくみ(上カゴ・下カゴを外した状態)

上カゴ・下カゴを取り外した状態です。ヒーターで温められたお湯が、洗浄ノズルにある複数の穴からスプレー噴射されます。スプレー噴射を食器や調理器具に直接当てて、その勢いで、汚れを落としていきます。

食器や調理器具に残っていた米つぶ、野菜のくずなどは、残菜フィルターに集まります。排水のつまりや、食洗機の臭い・カビの原因にもなるので、食洗機を使ったら、毎回残菜フィルターを掃除します。

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残菜フィルターに残った米つぶ、野菜のくずなどを、食洗機の排水口には流さないようにしましょう。

簡単ではありますが、ここまで食洗機のしくみについてご紹介しました。

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