自宅のトイレ(便器)は、床排水?壁排水?

トイレリフォームにおいて商品を選ぶ前に、自宅のトイレの排水芯・排水高さを確認しておかないと、希望の便器が設置できないことがありますので注意しましょう。

トイレ(便器)の排水方式は、2種類のタイプがある

便器の排水方式は、汚物を床方向に流す「床排水タイプ」と、壁方向に流す「壁排水タイプ」の2種類があります。

自宅のトイレが床排水なのに、壁排水タイプの便器を間違って購入してしまうと、設置ができません。

項目 床排水 壁排水
イメージ 床排水方式の便器 壁排水方式の便器
特徴 ・一戸建て、一般的なマンションに多いタイプです。
・排水管は便器の下にあり、目で確認することはできません
・公団住宅などに多いタイプです。
・便器の後ろから壁方向に向かって排水管が出ているのが見えます
商品ラインナップ ・「床排水200mm固定タイプ」と、「床排水可変(リモデル)タイプ」があります。 ・「壁排水120mmタイプ」と、「壁排水155mmタイプ」があります。

トイレが「床排水」の場合

床排水の場合、便器の後ろ側にある壁から、排水管の中心までの距離(排水芯)によって、「床排水200mm固定タイプ」か「床排水可変(リモデル)タイプ」のいずれかを設置することになります。

目安としては、築20年以内以内に建てられた物件であれば、床排水200mm固定タイプが採用されていることが多いです。

排水芯と言われてもピンと来ないかと思いますので、下のイメージをご覧ください。

床排水のトイレ(便器)は、排水芯によって設置できるタイプが変わります。

この排水芯が200mm(20cm)であれば、「床排水200mm固定タイプ」の便器を設置します。

380mm(38cm)とか470mm(47cm)、540mm(54cm)などの場合は、「床排水可変(リモデル)タイプ」の中で、その排水芯に対応している機種を選定する必要があります。※メーカーや機種によって対応している排水芯の幅が異なります。

排水芯の確認方法

「えっ?床排水のトイレの場合、排水管が便器に隠れて見えないのに、どうやって排水芯を確認すればいいの?」と疑問に思われる方も多いと思います。

実はその通りで、排水管が見えないのに、測りようがありません。

  • 便器の後方下側にあるキャップと、壁までの距離をメジャーで測る。
  • 便器品番(タンクではありません)から、対応する排水芯を確認する。

というように、簡易的な確認方法はありますが、狭いトイレでメジャーを片手に測った所で、その排水芯が合っているかどうかも分かりません。

昔の床排水の便器は、現在のような200mmだけでなく、210mm、230mm、255mm、305mm、340mm、355mm、380mm、405mm、470mm、490mm、500mm、530mm、540mm、580mmなどなど・・・。多くの排水芯があります。

万が一測り方が間違っていて、その情報をもとに業者が便器を発注してしまい、取り付けができなかった場合は目も当てられません。

また、便器品番だけで排水芯を判断するのも少し怖いところです。昔の便器の中には、排水芯120mmと200mmの両方に対応していて、外見だけではどちらで設置されているか判断できないような機種もあったりします。

トイレリフォームの工事業者に見積を依頼すれば、現地に来てくれて、排水芯も確認してくれます。排水芯の確認は自力で行わずに、プロの業者にお願いした方が確実です。

床排水「200mm固定タイプ」の最新トイレ

各メーカーの大半の機種に「床排水200mm固定タイプ」が設定されているため、お好みの機種を選ぶことができます。

床排水「可変(リモデル)タイプ」の最新トイレ

機種によって対応する排水芯が異なります。

メーカー 機種 対応排水芯
TOTO ネオレストAH/RH 120mm、305mm~435mm
TOTO ピュアレストQR
ピュアレストEX
305mm~540mm
TOTO GG 120mm、264mm~499mm
TOTO GG-800 305mm~540mm
LIXIL サティスS 120mm、200mm~450mm
LIXIL アステオ 120mm、200mm~530mm
LIXIL アメージュZフチレス 120mm、250mm~550mm
パナソニック 新型アラウーノ 120mm、305mm~470mm
パナソニック アラウーノSⅡ
アラウーノV
120mm、305mm~445mm

トイレが「壁排水」の場合

壁排水の場合、床から排水管の中心までの距離(排水高さ)によって、「壁排水120mmタイプ」か「壁排水155mmタイプ」のいずれかを設置することになります。

一般的には、壁排水120mmタイプが主流です。

壁排水のトイレ(便器)は、排水高さによって設置できるタイプが変わります。

壁排水の場合は、排水管が見えるので、自力で排水高さを測ることもできるのですが、こちらもできれば業者に任せた方が無難です。

120mm(12cm)と155mm(15.5cm)の差は、たったの3.5cmです。

最近では営業コスト削減のためなのか、お客さんに自分で測るように指示し、その情報をもとに商品を選定するような業者も一部にいたりするようですが、しっかりと現地調査をしてもらった方が安心だと思います。

壁排水の場合、排水管の方向にも注意

壁排水のトイレは、便器後方からまっすぐ壁に向かって排水管が伸びている「後ろ抜き」の他に、排水管が途中で左右のいずれかに曲がって壁に抜けている「左右抜き(横抜き)」、さらにトイレ室内にある排水立管に接続している「室内排水立管」といった設置方式があります。

壁排水「120mmタイプ」の最新トイレ

各メーカーの大半の機種に「壁排水120mm固定タイプ」が設定されているため、お好みの機種を選ぶことができます。

壁排水「155mmタイプ」の最新トイレ

以下の機種は、壁排水155mmの設定があります。

メーカー 機種
TOTO ネオレストAH/RH
TOTO ピュアレストMR
TOTO ピュアレストEX
TOTO GG
TOTO GG-800
LIXIL サティスS
LIXIL アメージュZ
パナソニック 新型アラウーノ

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以下のページでは、商品の選び方から工事業者の探し方まで、ユーザーとして知っておきたいトイレリフォームに関する情報を掲載しております。ぜひご参考になさってください。

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